長渕剛論 歌え、歌い殺される明日まで

杉田俊介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620323770
ISBN 10 : 4620323772
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
318p;19

内容詳細

 長渕剛とはいったい何者か。
長渕の歩みを見つめる時、そこに浮かび上がってくるのは、「男らしさ」や「日本人であること」をめぐる様々な矛盾と葛藤であり、かつ、それらの問題を背負い、つまずきながらも、成熟を重ねてきた姿である。

長渕剛という一人の人間と、その歌について考え抜くことで、私たちの生きる〈時代〉もを炙り出す、書き下ろし評論。
長渕本人との対話を含む、衝撃の450枚。
この国の「男性」や「日本人」が抱えた問題を、根本から問い続けてきた男の真実とは――。

<目次>
●第一章 長渕剛という人間
●第二章 日本人にとって男らしさとは何か
●第三章 家族の一人として
●第四章 弱さとやさしさ
●第五章 非暴力的な男らしさ、寛容な愛国心はありうるのか
●第六章 明日を始めるために
●第七章 長渕剛との対話
●終 章 母なる歌を歌い殺すということ

【著者プロフィール】
杉田俊介(すぎた・しゅんすけ)
1975年、神奈川県生まれ。批評家。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。文芸誌、思想誌に文学やサブカルチャーについての批評を発表するとともに、若年層の非正規雇用問題にも深く関わり、その論考が注目される。また、20代後半より障害者介助を生業としている。著書に『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)、『宮崎駿論──神々と子どもたちの物語』(NHKブックス)など。

【著者紹介】
杉田俊介 : 1975年、神奈川県生まれ。批評家。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。文芸誌、思想誌に文学やサブカルチャーについての批評を発表するとともに、若年層の非正規雇用問題にも深く関わり、その論考が注目される。また、20代後半より障害者介助を生業としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ち〜 さん

    私は元々、歌を聴いていても、あまり歌詞に注目をせずに聴いているけど、長渕剛は唯一と言っていいほど、とても歌詞にも意識してしまうシンガーソングライター。それは多分、長渕剛自身の想いが、あまりにも純粋に、なんの装飾も加えずにストレートに歌詞にぶつけてられているから…。これは、それを改めて、順を追って示してくれている本ではないかと思う。繊細さと荒々しさ、弱々しさと力強さ、死と生。読めば読むほど、聴けば聴くほど長渕剛の複雑な人間像が私の中で形成されてしまった。そこがイイんだけどね!

  • 遊々亭おさる さん

    男らしさと弱さ、愛国主義と反戦平和、相反するイメージのなかで熱烈なファン生み虜にする男・長渕剛の本質を探るため著者の経験や本人へのインタビューを含め書き連ねた一冊。著者には申し訳ないが流し読み。やはり歌というのは、何をどう感じ解釈しようとも聴き手の自由なのだと思う。著者をよく知る人が、著者の生き方のなかにある長渕剛の影響を知るうえでは良い本か。とはいえ、しばしば道化者として嘲笑の対象ともなる長渕さん、そこに弱さにもがく人々を惹き付けてやまない魅力の源があるんじゃないかと、いちファンとして思うのであります。

  • hiratax さん

    本書はこれまでの杉田俊介の本として桁が違う売れ方をしているという。長渕剛の来歴を幼少期から追い、熱心なファンから世間に同じく嘲笑に流れ、そして出会い直した体験が正直に綴られている。これまでの杉田本にある神経症的な文体が後退しているので、読みやすい。これまでのサブカル批評にありがちな、批評家がシニカルな視点から意外な対象を語るといった風体でもないのもすごくいい。マジ(メ)な本。

  • 飯田一史 さん

    読みはじめたら止まらず、完全に長渕観が(いい方向に)変わったので勢いでそのまま著者にインタビューしました。 http://bylines.news.yahoo.co.jp/iidaichishi/20160430-00057242/

  • 桃果 さん

    No.49 ★★★ 自分が変わる、進化?するってどういうことなのか、そのままの自分を認めることなんじゃないかなって考えた。

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