人志とたけし 芸能にとって「笑い」とはなにか

杉田俊介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794972460
ISBN 10 : 4794972466
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;19

内容詳細

すべてが「ネタ」化する日常。なぜ、芸人が「現代の象徴」になっているのか?2020年、お笑い界に巻き起こった「地殻変動」とは。鋭利な視点で、お笑い×芸能から社会を読み解く。対談収録・九龍ジョー、マキタスポーツ、矢野利裕、西森路代。

目次 : 第1章 人志とたけし(松本人志論/ ビートたけし/北野武論)/ 第2章 芸能から社会を、あるいは社会から芸能を読み解くことはできるのか?(芸能における観客とはなにか―九龍ジョー/ 芸能における身体とはなにか―マキタスポーツ×矢野利裕/ 芸能は社会と呼応するか?―二〇二〇年の地殻変動を読み解く―西森路代)

【著者紹介】
杉田俊介 : 1975年、神奈川県生まれ。批評家。法政大学大学院人文科学研究科修士課程修了。文芸誌・思想誌などさまざまな媒体で文学、アニメ、マンガなどの批評活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺 さん

    2020年の大晦日に松本人志論を読むとは思わなかった(まあ自分で選んで読んだのだが)。前半の松本論&ビートたけし論は映画を中心に論じており、観てない私には正直難しかったが、後半の対談、鼎談部分は分かりやすく面白かった。松本人志という人は多分、才能(天才)とは生まれつきのものだと信じており、学んで得たものを軽んずる傾向がある。以前テレビで、読書家である月亭方正の事を「あいつは答えのある事しかわからへん」と評していた。無から有を生む事に価値を置き過ぎて、それが先行作品に似ている事にも気付かない所がある。

  • ばんだねいっぺい さん

    人志とたけしだけど、熱量的には、たけしと人志だった。たけしさんの方が語りやすくて、松ちゃんの方が語りにくいのか。そこへ、第三の男、爆問の太田さんが出てきて、なんか、嬉しかったり。お笑いの人間的なところと非人間的さ。これが重要。

  • gtn さん

    著者いわく松本人志は「天才を詐称し続けねばならない凡人である」らしい。「すべらない話」や「IPPONグランプリ」も、他の芸人よりも松本の話の方が劣る等々例示するが、その前に、こんな先例のないフォーマットを創ったのが松本であることを忘れていないか。挙句の果て、爬虫類っぽい表情、非人間的なドヤ顔等、外見を中傷する始末。著者の経歴を見ると、1975年神奈川県生まれ、法政大大学院卒とのこと。松本に関する情報源が、全国ネット番組と、せいぜいDVD、著作本程度しかないことが知れる。時間が惜しいので、たけし論は未読。

  • akihiko810/アカウント移行中 さん

    松本人志と北野武を映画から読み解く。前半が松本、たけしを映画から読み解く論、後半が他批評家と、ふたりを考察する対談・鼎談になっている。印象度B  松本を「天才を詐称し続けねばならない凡人」とみなすところは同意。自分は関西人じゃないしダウンタウン世代でもないが、「今の」松本は持ち上げられすぎ。あと、本論より女性評論家の西森路代との「第七世代」芸人の評論をする対談の方が面白かった。「(宮下草薙ら)第七世代が醸し出す底辺感」というのはなるほどな、と思った。

  • 原玉幸子 さん

    著者と違い私は、松本は「ボケの引っ張り出し方」が天才だと思っていますが、笑いの根っこが小中学校の苛めの縮図っぽいところが尊敬出来ず、又、私の観たお笑いの映像がビートたけしの「映画は或る種の総合格闘技だが、松本は全然だめだ」との言い放ちに同意するものでした。サブカルを語る対談形式の第二章で分からない用語もありましたが、「薄っぺらい松本人志」と「全ての文芸活動に飽きてしまっているビートたけし」。それに、予感と期待はあっても起こっていない「お笑いの世代間闘争」。解るわぁ、の面白い評論でした。(◎2021年・春)

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