バッハインヴェンション こころの旅

杉浦日出夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276143999
ISBN 10 : 4276143993
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
141p;21

内容詳細

目次 : ■バッハの教育カリキュラム / 日本人のバッハ演奏 / 小さな学習者には至難の業 / では、どの曲を選ぶか? / ■インヴェンション第1番: 優しい会話 / 曲のおもしろさを実感させるには? / 歌って弾く / バッハ家の特別な曲 / 一家団欒の中で / ■インヴェンション第2番: さながら雪降る朝のよう / 美しい聖句の流れ / 本物に感じた世俗性 / 原因は不勉強 / ただ純粋に音楽のみを / バッハではありません / ■インヴェンション第3番: 上機嫌なバッハ / 子どもにも原典版? / バロック期の演奏習慣 / 笑いまくるバッハ / ■インヴェンション第4番: 嵐の日に / 激しさを秘めた舞踏曲 / さまざまなクーラント / 荘重なダンス、サラバンド / 3種類のジーグ / 頭→手・指→耳 / ■インヴェンション第5番: さぁ、元気よく声を掛け合って / 人のために尽くす / 「メッセージあり」のサイン / 数の象徴 / ■インヴェンション第6番: コントルダンスのごとく / 笑い声が聞こえる / グールドとシフのアド・リブ / ■インヴェンション第7番: 佳曲の背景にあるドラマ / バッハの抒情性 / 音で絵を描く / 5度の下降音形 / 実は受難曲 / 十字架音型とC音 / ■インヴェンション第8番: 大笑い / アッバッハッホッホッ♪ / 神のユーモア / 伝統の継承 / 芋畑のバッハ / ■インヴェンション第9番: 悲しみと苦しみを経て / 「受難」の調 / ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』 / ユダの裏切り / ペテロの涙 / グリューネヴァルトの祭壇画 / 栄光に包まれて / ■インヴェンション第10番: 爽やかな光、復活の朝、復活の調 / 神から与えられた技術 / 爽やかさ、清閑さ / 宣言撤回 / 丘を駆け下りる2人のマリア / イエスの復活 / 朝の光の中で / ■インヴェンション第11番: 蛇にのみ込まれた半音階 / 登頂ガイドの最期 / ラメント・バス / 半音階をのみ込む蛇 / 永遠のいのち / ■インヴェンション第12番: 楽譜に見つけた天使たち / 山の上の教会 / 天使の表現 −モーツァルト、ベートーヴェン / 天使の表現 −バッハ / ダ・ヴィンチ『受胎告知』 / 存在を感じるとき / ■インヴェンション第13番: 音に込めたメッセージ / 歌詞と音 / アダムの罪 / 外国映画に思う / ムンクの絵 / 罪の値 / ■インヴェンション第14番: 罪の象徴、減7度 / 高校生時代の後悔 / 神の声 / 密かに入り込む罪 / 日本人特有のメンタリティ / ■インヴェンション第15番: 幸せを祈って踊るのさ / 映画『道』 / 人間の聖性と俗性 / 不可解なテーマ / 神の近くにあった人 / ■引用文献一覧

【著者紹介】
杉浦日出夫 : 名古屋芸術大学元講師、愛知県立明和高等学校講師、ミヨシネット会長、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まろにしも さん

    ★★★★ バッハの音楽をもっともっと聞きたくなった。邪な自分を自覚しつつ、気持ちが沈みつつも、神聖な気持ちになれるという希望と力の実感、それがバッハの曲の魅力かも知れない。まだまだバッハ入門生だけど、バッハ音楽とはこれからもずっと付き合い続けていくだろう。

  • すももんが さん

    インヴェンションを弾くときに、曲のイメージ考察は、これからの練習に役に立つ。曲の解説やテクニック的なことばかりでなく、バッハを弾くときに必須であるキリスト教のバックグラウンドであったり、文学など他の芸術を絡めた解説もあって理解が深まる。話の脱線が多く(笑)、筆者の思い出話なども語られたりするが、これはこれで面白かった。終盤では「罪の意識」として遠藤周作の「海と毒薬」が引用されており、筆者の鋭い指摘に、我身を切られる思いがした。インヴェンションを知らない人にも、音楽読み物としておすすめ。

  • belle さん

    久しぶりにバッハのインヴェンションのうちの何曲かを弾いている。そしたらこの本を見つけた。以前ポリフォニーを体感するために〜歌って弾く〜ことを指導された。そうして練習していたら、音を聴く耳が育ったように思った。この本ではさらにその先に分け入り、宗教・芸術・文学にまで広がって行く。まさに「こころ」の旅。

  • 那智@灯れ松明の火 さん

    面白かった! 音形や数字のことなど、すごく勉強になった。これは何回も読み返したい。

  • ようこ さん

    とりあえずざっと読んでみたが、面白い!謎ときのようにバッハが楽譜に記したメッセージを追いながら弾いてみたらまた違う気持ちになるかもしれない。

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人物・団体紹介

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杉浦日出夫

1974年東京生まれ。カナダ留学から帰国後、通信設備工事会社にて外資系金融・証券会社のデータセンター構築に従事。2000年からアメリカのモルガン・スタンレー証券でストラクチャードケーブリングの設計・管理を担当する。在職中にアメリカ同時多発テロ事件に遭ったことで、データセンターの重要性を実感。2006

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