東京語の歴史 講談社学術文庫

杉本つとむ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062922500
ISBN 10 : 4062922509
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
377p;15

内容詳細

“標準語”の犠牲になった最初の言語は東京語だった。本書は、古代の東国方言と都ことばを比較し、近世江戸弁が政治の中心地ゆえに日本各地のことばと融合して江戸語を形成するさま、やがて東京語へと発展しながらも標準語の整備によって生きた言葉を失っていく過程を描く。源内、西鶴はじめ豊富な資料で描き出される、標準語ではない東京語の世界。

目次 : 序章 日本語のなかの東京語/ 第1章 古代日本語と東国方言/ 第2章 古代語から近代語へ/ 第3章 関東方言と江戸詞/ 第4章 江戸八百八町と江戸語の成立/ 第5章 江戸語とその言語文化/ 第6章 近代日本と東京語の世界/ 終章 江戸語の伝統と東京語・標準語

【著者紹介】
杉本つとむ : 1927年、横浜生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学文学部教授を経て、同大学名誉教授。文学博士(東北大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アメヲトコ さん

    古代の東国語から近世の江戸語を経て、現代の東京語に至るまでの過程を追ったもの。表題からは近代の標準語の成立と地の言葉との相克についての内容を想像していましたが、近代以降の話はやや駆け足という印象。ただ、中世までの東国語に上方からの言葉が流入して重層的な江戸語が成立していくという話は興味深く読みました。用例も豊富。

  • りやう さん

    日本語学の入門書みたいなのはもういいだろう、少し専門的なのを読もう、という生意気な動機で手にとったのが本書。東京方言(という言い方が適切かはわからない)を扱った本だが、正直理解できたとは言えない。もちろん、単語レベルでは「へぇこれって江戸詞だったのか」というような発見があっておもしろかったのだが。唯一の学びらしい学びとしては、語の意味の変遷を考えるにあたって、これまでは《古代》→《近現代》という時間軸だけを捉えていたが、この時間軸に加えて《京都》⇄《江戸》の相互関係も強く影響しているのだと気づいたこと。

  • ひつじ さん

    最近は、何を読んでも、どうもシックリこない。

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杉本つとむ

1927年横浜生まれ。文学博士(東北大学)、早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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