黒幕の日本史 文春新書

本郷和人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166614028
ISBN 10 : 4166614029
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;18

内容詳細

「ウラからオモテを操った人物」「重要な役割を果たしたが、陰に隠れた存在」、そんな十六人を並べてみると、日本社会の力学、その時代の権力の仕組みが浮かび上がる。高山右近、西郷隆盛などの「意外な黒幕」も。人気歴史学者が歴史の陰に光をあてる!

目次 : 宇多天皇―オモテがウラになる時代/ 信西―世襲の壁が生んだ黒幕/ 北条政子―女人入眼の日本国/ 中原親能―下級貴族、鎌倉へ行く/ 極楽寺重時―京都に学んだ幕府のご意見番/ 海住山長房―後鳥羽挙兵に反対した実務貴族/ 平頼綱―肥大化した側近エリートの末路/ 北畠親房―正統を追求した「黒幕」/ 三宝院賢俊―「錦の御旗」を持ち帰った尊氏の密使/ 細川頼之―室町王権の設計者/ 三宝院満済―将軍への意見を突き返した「黒衣の宰相」/ 黒田官兵衛―「軍師官兵衛」といわれるが……/ 千利休―茶の湯と政治/ 高山右近―前田家を救った「意外な黒幕」/ 伊奈忠次―家康から過小評価された民政家/ 西郷隆盛―「維新の英雄」のウラの顔

【著者紹介】
本郷和人 : 東京大学史料編纂所教授。東京大学・同大学院で石井進氏・五味文彦氏に師事し日本中世史を学ぶ。NHK大河ドラマ『平清盛』など、ドラマ、ゲーム、漫画の時代考証にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c さん

    一時この著者の本には粗製濫造なものを感じて敬遠してたのだが、これはよく知らない人物が多数取り上げられていたので読んでみた。さすがに読みやすく、また、専門の中世(特に鎌倉時代)にかかわる人物については、豊富な知識と史料的裏付けを感じさせる内容で、研究書とは異なる大胆な仮説も取り入れながら、歴史における人物の位置づけ方の妙を感じた。ただ、最後に取り上げた西郷隆盛に関しては、やはり史料的なものや最近の研究動向をきちんと踏まえているわけではなく、少々議論が荒っぽい。いかに専門でなくても、最低限は押えて欲しかった。

  • あねさ〜act3 毎年どれだけ積読を減らせるかが勝負😂 さん

    やはり歴史は面白い。ほー🌠そんな解釈も出来るのかー💫と面白く読める。 メインは室町時代前後なので、『逃げ若』読むのに参考になる。 行きつ戻りつしながらヤヤコシイ人間関係の整理にも良い。

  • takeshi3017 さん

    タイトルにある黒幕とは、朝廷の表にあたる天皇、幕府の表にあたる将軍、それに対し裏の存在を指す。例えば摂関政治を展開した藤原氏、院政期の上皇、明治時代の元老政治なども含まれる。「ウラからオモテを操った人物」「重要な役割を果たしたが、陰に隠れた存在」。そんなところだろうか。ポストと実権が必ずしも一致しない日本の歴史は黒幕的存在を生みやすい。この本では「有名な黒幕」という矛盾した存在から、歴史的に「過小評価されてきた黒幕」、功績に対し政権内での地位待遇が高くない「不遇な黒幕」、歴史上広く名が知れているが、実は→

  • くに1973 さん

    歴史は史実と史実の隙間を いかに妄想で楽しめるかが 大事だと思っているので、 その点で黒幕という妄想をかき立てる本書は、とても楽しめた。

  • fseigojp さん

    なかなか面白い切り口だった

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人物・団体紹介

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本郷和人

東京大学史料編纂所教授、博士(文学)。1960年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、現職。専門は中世政治史

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