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鎌倉仏教のミカタ 定説と常識を覆す 祥伝社新書

本郷和人

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396116989
ISBN 10 : 4396116985
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この見方で、日本史の奥行きが広がる

「鎌倉仏教とは近代が生み出した幻想である」。宗教学者の島田裕巳は言う。日本中世史学者の本郷和人はその主張に驚き、「宗派の枠を外して考える」ことに興奮する。やがて対談は白熱、定説や常識が次々と覆されていく。法然は『選択本願念仏集』を書いていない!? 『歎異抄』は親鸞の言葉ではない!? 踊念仏は興行!? 栄西は「ヨウサイ」と読む!? 葬式を発明したのは曹洞宗!? 日蓮の予言・奇跡はどこまで真実か!? などなど。日本史の画期である鎌倉時代、その時代に生まれた鎌倉仏教を、これまでとは異なる視点で読み解くことで、日本史がより広がりをもって迫ってくる。

【著者紹介】
本郷和人 : 東京大学史料編纂所教授、博士(文学)。1960年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、現職。専門は中世政治史

島田裕巳 : 作家、宗教学者。1953年東京都生まれ。東京大学文学部宗教学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を経て、東京通信大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さつき

    本郷和人と島田裕巳二人の研究者の対談形式。鎌倉仏教の開祖たちと、それ以前の最澄空海などがどのような人だったのか。有名な伝承を取払い考えていくのは啓発的で面白かったです。特に印象的だったのは、近代になり西洋思想に対抗する思想として開祖たちに注目が集まり創作された面があること。中世は混沌とした時代で、今考えるような宗派の垣根は無かっただろうこと。今まで抱いていたイメージが覆される心地よさがあり楽しく読みました。

  • フク

    #読了 宗教研究者と中世研究者の対談。 〈雨を降らせる祈祷の作法も、石で塔を築く技術も、当時の人にとっては等しく「技術」だったのです。〉 図書館

  • えぬ氏もわるよのぉ

    釈迦は実在しなかったという島田先生の説はショッキングだった。敬虔とは言えないものの、自分もいちおーは仏教徒だし、釈迦の、とてもありえないような数多くの超人的逸話も、後世にてんこ盛りに盛られたからとは承知しつつも、実在そのものは疑ったことがなかったから。まああくまで、一つの説ではあるが。

  • fseigojp

    古墳時代の仏教のすごさがいまいちわからない 平安になっても加持祈祷ばかり 

  • えむしお

    副題に「定説と常識を覆す」とあるとおり、鎌倉仏教に対する見方(ミカタ)、特に法然、親鸞、道元に対するイメージが大きく変わりました。島田氏と本郷氏という宗教学と歴史学の大家同士の対談は知的好奇心を大いに刺激していただき、あっという間に読了することができました。今年一番興味深かった本です。

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