Product Details
ISBN 10 : 4121507584
Content Description
戦後、日本の歴史学においては、合戦=軍事の研究が一種のタブーとされてきました。このため、織田信長の桶狭間の奇襲戦法や、源義経の一ノ谷の戦いにおける鵯越の逆落としなども「盛って」語られてはいますが、学問的に価値のある史料から解き明かされたことはありません。城攻め、奇襲、兵站、陣形…。歴史ファンたちが大好きなテーマですが、本当のところはどうだったのでしょうか。本書ではこうした合戦のリアルに迫ります。
目次 : 第1章 合戦の真実(合戦とは何か/ なぜ日本史では軍事研究はタブー視されたのか/ 合戦は人間の「命のやりとり」であることに立ち返って考える/ 合戦における勝敗の大前提/ 勝利の大原則1 戦いとは数である/ 勝利の大原則2 経済を制した者が勝利する)/ 第2章 戦術―ドラマのような「戦術」「戦法」はあり得たか(戦術のリアルを考える/ いかに兵の士気を上げるか/ 奇襲戦のリアルを考える)/ 第3章 城―城攻め、籠城・補給・築城(なぜ城攻めをするのか/ 城郭とは何か/ 籠城とは何か/ 「本城+1」の戦いとは何か/ 兵站が勝敗の鍵を握る/ 築城戦を考える)/ 第4章 勝敗―勝利に必要な要素とは(合戦の勝敗を改めて考える/ 敗戦は指揮系統の崩壊によって引き起こされる/ 農民たちの士気を上げる)
【著者紹介】
本郷和人 : 1960年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。文学博士。東京大学、同大学院で石井進氏、五味文彦氏に師事。専攻は日本中世政治史、古文書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きみたけ
読了日:2023/01/31
tamami
読了日:2022/04/27
yamatoshiuruhashi
読了日:2023/01/20
きみたけ
読了日:2025/03/06
金吾
読了日:2025/11/04
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