はじめての暗渠散歩 水のない水辺をあるく ちくま文庫

本田創

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480434814
ISBN 10 : 448043481X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;15

内容詳細

テレビの散歩番組でもよく出てくる暗渠って何?それはかつて川や水流だった跡地のこと。暗渠をさがせば街は探検の舞台となり、暗渠をたどれば土地の歴史が見えてくる。本書では、まず橋跡、車止めなど暗渠探しのポイントを開示。次に、夜の暗渠、文学や漫画作品と暗渠などの様々な魅力を伝え、東京を中心に、横浜、埼玉、大阪、神戸の主な暗渠も案内する。

目次 : 第1章 暗渠入門(暗渠散歩へのいざない/ 日常にひそむ暗渠/ 「暗渠サイン」を見逃すな!―暗渠ハンティングきほんの「き」)/ 第2章 暗渠のいろんな顔(車止め、集めて、比べて、分けてみた/ 蛇行する暗渠/ 排水管の継手と暗渠 ほか)/ 第3章 あちこちの暗渠(かんじる川・羅漢寺川―目黒川の支流/ 藍染川をたどる―巣鴨から谷根千まで/ 都心の暗渠 浜町川と龍閑川―ビルの隙間に、水門のむこうに、それはある ほか)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • チャーリブ さん

    都内を歩いていると曲がりくねった遊歩道に出くわすことがあります。これはたいてい昔の川の跡。道の下にはまだ水が流れていたりします。いわゆる暗渠です。本書では、埋め立てられた川や用水も広い意味で暗渠と考えています。街の中に隠されている暗渠の痕跡の探索と推理が暗渠散歩です。主に都内の暗渠について書かれていますが、横浜、大阪、神戸、浦和の暗渠についても触れられています。暗渠を見つけるコツも書いてありますので、知らない街を歩くときにも役立ちます。かつて流れていた水流と風景を想像しながら歩くのも愉しいですよ。○

  • ホークス さん

    とても面白かった。忘れていた大事なものを見つけた感じだ。暗渠というと真っ先に「千と千尋」のハクを思い出す。水に恵まれた日本には小川や水路が至る所にあり、その名残である暗渠も多い。本書の写真から、今まで気付かずに暗渠を歩いていた事を知る。暗渠の楽しみには大きく、「地理・歴史を極める探検」と「喪失感を玩味する」の二つがある様に思う。私は圧倒的に喪失感派だ。暗渠側に裏を向けて建ち並ぶ家々。欄干だけ埋め残された橋。先を見通せない曲がった小道。下水に転用された小川も多いと言う。薄暗い無人の暗渠はグッとくる。

  • yutaro13 さん

    世の中にはいろいろなマニアがいますが、こちらは暗渠マニアによる暗渠入門本。『東京23区凸凹地図』を片手にうちの近くの六郷用水を散歩したのをきっかけに暗渠にも興味が湧く、ということで同書で暗渠を担当していた本田創さんのこちらの本へアクセス。暗渠サイン(橋跡、車止め、下水設備、etc)を知っていると何気なく通っていた道も少し違ったものに見えてくるのかもしれない。

  • Tomomi Yazaki さん

    探して探して、そして探してやっと見つけました。表紙の絵もとっても可愛い。書かれているのは恐らくだ〜れも興味など持ったことのないであろう、暗渠。町によくあるクネクネした道、実は元は川。そんな川が私たちの足元に縦横無尽に流れていた。想像しただけでワクワクしません?地名につく谷や橋は、その痕跡。道に背を向けた家が並べば、そこも暗渠。銭湯や豆腐やさんも並んでいれば、暗渠の可能性は大。ちょっと気にかければ、暗渠の名残を見つけることが出来、ノスタルジックな想いに浸れる。そう。私も毎日暗渠を通って、通勤しているのです。

  • ばんだねいっぺい さん

     東北人なので東北ヴァージョンが欲しいなと思った。旧土地台帳の絵図や公図を見ると地図の上にだけ存在する涸れ川「ワジ」のような「青線」がもういっぱいある。これもまた、「水のない暗渠」じゃないのかなぁと思ったりした。散歩しながら、タモリさんを気取り、「暗渠サイン」を見つけたいと思う。エリアとしての「地境」や「町境」、水を使った商売はヒントである。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

本田創

1972年東京都新宿区生まれ。東京大学文学部卒業。小学生の頃に貰った東京の古い区分地図で、川や暗渠の探索に目覚める。予め失われていた東京の原風景の記憶を求め、都内の暗渠や用水路跡、湧水などを探索。1997年より、その成果をウェブサイトにて公開。雑誌『東京人』や『文春オンライン』などのWEBメディアで

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品