興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国 講談社学術文庫

本村凌二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062924665
ISBN 10 : 4062924668
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
400p;15

内容詳細

古代ローマ史には、「人類の経験のすべてがつまっている」という。都市国家に溢れる「共和政ファシズム」のエネルギー。ハンニバル率いるカルタゴとの死闘。カエサルとアウグストゥスが開いた帝政。人類初の「世界帝国」出現と、一神教世界への転換。そして帝国が終焉を迎えた時、文明は大きく変貌していた―。多彩な人物とドラマに満ちた千年史。

目次 : 第1章 前一四六年の地球海世界/ 第2章 世界帝国の原像を求めて/ 第3章 イタリアの覇者ローマS・P・Q・R/ 第4章 ハンニバルに鍛えられた人々/ 第5章 地中海の覇者/ 第6章 帝政ローマの平和/ 第7章 多神教世界帝国の出現/ 第8章 混迷と不安の世紀/ 第9章 一神教世界への大転換/ 第10章 文明の変貌と帝国の終焉

【著者紹介】
本村凌二 : 1947年熊本県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士(西洋史学)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授を経て、東京大学名誉教授、早稲田大学国際教養学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • TS10 さん

    古代オリエント世界を制覇した三帝国の継承国として描かれる地中海帝国ローマの通史。流麗な筆運びもあって、とりわけ帝政までの政治史は楽しく読めた。ローマが興隆し、その広大な領土を長く維持し続けることのできた理由は、単なる「中庸」にとどまらずに、相反する原理を必要に応じて表出できたことにあったのではないだろうか。それらを一身に体現していたカエサルやディオクレティアヌスが偉大とされた所以である。そう考えるとき、帝国末期のキリスト教拡大の影響は、違った文脈で読むこともできるのではないかとも思った。

  • masabi さん

    【概要】ローマ以前の帝国に始まり西ローマ帝国の滅亡までを描く。【感想】共和政から帝政への転換とその前後の時期がおもしろかった。武勲なしに頂点を極めたアウグストゥスについては別の本で深掘りしたい。時代を隔てているとはいえ共和政期と軍人皇帝時代は同じ民族かと疑わしくなるほど混沌の極みである。

  • chang_ume さん

    シリーズ中で異色の一冊。「ローマ面白人物伝」といったところか。古代ローマの興亡について、社会や経済の構造、または家族構成や芸術文化はほぼ語られず、主要人物のエピソードを時代順に並べた構成。合間に著者のエッセーめいた感想が挿入される。塩野七生本の短縮版という感じでしょうか。固有人名を把握する程度には役立つかもしれない。

  • ふぁきべ さん

    たくさんのローマ史の本をこれまで読んできたが、ローマ帝国が題名にある本を見つけるとどうしても手に取ってしまう。内容的には目新しいところはなく、伝説上のローマ建国から西ローマ帝国崩壊までの長い歴史をこの400ページ程度に纏められているので、思い出しながらおさらいするにはなかなか良かった。最後にローマ帝国が崩壊した理由について簡単に考察しているが、これについてはもっと掘り下げてほしかったが、率直に言って歴史学者の手に負えるものではないような気が最近はしている→

  • miso soup さん

    筆者の想像も入れ混じっている文章だった。ローマの概略を知れたと思う。

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人物・団体紹介

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本村凌二

1947年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士(西洋史学)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授、早稲田大学国際教養学部特任教授を経て、現在、東京大学名誉教授。おもな著書に『薄闇のローマ世界―嬰児遺棄と奴隷制』(東京大学出版会、サントリー学芸

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