人生計画の立て方 実業之日本社文庫

本多静六

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408551241
ISBN 10 : 4408551244
フォーマット
出版社
発行年月
2013年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
243p;16

内容詳細

設計図なくしては、いかに老練な建築家も立派な家造りができないと同様に、まず「人生計画」を樹てることなくして、完全な意義ある人生を築き上げることは難しい―偉大な先人が後世に生きる私たちに贈った処世訓。

目次 : 人生計画の立て方(人生にはナゼ計画が必要か/ 私の第一次「人生計画」/ 理想はさらに理想を生む/ 私の第二次「人生計画」)/ 人生計画の立て方・進め方(実際に即した立案と実行/ 計画実現に望ましい生活態度/ 学校の選び方と進み方/ 自信を植え付ける法/ 職業はどう選ぶか/ 教練期から勤労期へ)/ 我等いかに生くべきか(生活安定への道/ 結婚はどうしたらよいか/ 世のため人のために尽くす法/ 老後に考えねばならぬこと/ 楽老期をどう過ごすか)

【著者紹介】
本多静六 : 1866(慶応2)年、埼玉県生まれ。苦学の末、1884(明治17)年に東京山林学校に入学。一度は落弟するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。1892(明治25)年、東京農科大学(現在の東大農学部)の助教授となり、「月給4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始。研究生活のかたわら植林・造園・産業振興など多方面で活躍、日比谷公園の設計や明治神宮の造林など大きな業績を残すだけでなく、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。1927年(昭和2)年の停年退官を機に、全財産を匿名で寄付。1952(昭和27)年1月、85歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • esop さん

    人並外れた大財産や名誉の位置は幸福そのものではない。身のため子孫のため有害無益である/人生は生ある限り、これすべて、向上への過程でなくてはならない/なるべく遠大な計画を立てること/考えたこと、計画したことをわれわれは行うことによって真に知り、真の力を得るのである/常に心を快活にすること/専心、その業に励むこと/功は人に譲り、先は自ら負うこと/善を称し、悪を問わないこと/人から受けた恩は必ず返すこと/人事を尽くして時節を待つこと

  • みき さん

    敬愛する本多静六さんの人生計画についての本。本多静六さんはもちろん古い人ではあるのだが読む度に新しい知見を与えてくれる。物事の本質を捉えようとしているからであろう。あらゆる人の人生の指針になりえる本だと思う。もちろん時代が違うところもあるにはあるし、そこにフォーカスすると疑問に思うところも出てくるはず、しかしそこに至る思考のプロセスをぜひ辿ってみて欲しい。なるほどねー。とはるはずです。特にまだ年齢は若いが、将来を見据え良い年齢の重ね方をしたいと考えている人はこの本を読むべきです。再読必死の本

  • Shoji さん

    若年期、青年期、壮年期、老年期の心の持ち方、考え方、蓄財に対する考え、消費に対する考えなどを説いた人生訓。驚くべきは、昭和27年に書かれた本であることです。若い頃は、額に汗してバリバリ働き、所得の25%を蓄財しなさい。壮年期を過ぎた頃に、仕事も蓄財も大きくなると説いています。要するに、「投資の時間軸」を説いています。戦後間もない時代に、投資の大鉄則を力説しています。現代でも十分に通用します。投資における普遍的な価値観を改めて認識しました。

  • GELC さん

    このような偉人の書に触れるたびに身が引き締まる思いがするが、内容は今日ではベーシックなものが多いし、社会情勢が違い過ぎてマッチしないものもある。その中で参考になったのが、仕事の道楽家という言葉。色々と気になる雑事も人生には多いが、まずは一心に本業を極めることに注力できれば、結果として多方面で実りの多い人生になりそうである。また当時から、何をするのか決められないのでとりあえず普通科・大学に進学する学生が多かったようで、筆者が提案するように、実業重視の教育体系を採用すると、世の中色々と変わるだろう。

  • かず さん

    ★★★Audible。

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本多静六

1866(慶応2)年、埼玉県菖蒲町(当時は河原井村)生まれ。苦学の末、1884(明治17)年に東京山林学校(のちの東京農科大学、現在の東京大学農学部)に入学。一度は落第するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。1892年(明治25)年、東京農科大

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