「私」を受け容れて生きる 父と母の娘 新潮文庫

末盛千枝子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101030715
ISBN 10 : 4101030715
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
376p;16

内容詳細

それでも、人生は生きるに値する。彫刻家・舟越保武の長女に生まれ、高村光太郎に「千枝子」と名付けられる。大学を卒業後、絵本の編集者となり、皇后美智子様の講演録『橋をかける』を出版。だが、華々しい成功の陰には、幾多の悲しみがあった。夫の突然死、息子の難病と障害、そして移住した岩手での震災…。どんな困難に遭っても、運命から逃げずに歩み続ける、強くしなやかな自伝エッセイ。

目次 : 人生は生きるに値する―まえがきにかえて/ 千枝子という名前/ 卒業五十年/ 父の葉書/ 母、その師その友、そして家族/ IBBYと私/ 私たちの幸せ―皇后美智子様のこと/ 最初の夫、末盛憲彦のこと/ 絵本のこと、ブックフェアのこと/ 再婚しないはずだったのに/ 逝きし君ら

【著者紹介】
末盛千枝子 : 1941(昭和16)年、東京生れ。慶應義塾大学文学部卒。至光社、G.C.PRESSで編集者として勤務。’86年『あさ One morning』でボローニャ国際児童図書展グランプリを受賞、ニューヨーク・タイムズ年間最優秀絵本にも選ばれた。’88年、すえもりブックスを立ち上げ独立。まど・みちおの詩を美智子様が選・英訳された『どうぶつたち THE ANIMALS』や、美智子様の講演録『橋をかける子供時代の読書の思い出』などを手がける。2010(平成22)年から岩手県八幡平市に移住。’11年から10年間、被災地の子どもたちに絵本を届ける「3.11絵本プロジェクトいわて」の代表を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いづむ さん

    新潮社の「波」で知ったエッセイ。上皇后陛下の講演録などを出版したすえもりブックスを始めた末盛千枝子さんが、出版や絵本の世界での活躍の裏でこれほどの試練や悲しみを体験されているとは思いもしませんでした。カトリックの信仰、家族との関係、幼少の頃から見聞きしたり感じたことが静かに大切に回顧し記録され、それを読みながら私も自分の家族や人生と重ね合わせて深く感じ入りました。母と共読して本の内容を話しながら祖父母のことや母の子供時代のことなど話せたのも大きな恵みでした。今後も読み返したい一冊です。

  • ちょび♪ さん

    職場の人が貸してくれた本。 波瀾万丈な人生。でもサラサラ読める。それは、タイトルの通り、著者が「自分」を、「自分の人生」を受け入れているからなのかも。

  • koakoa さん

    「波」に連載されていたときには、初回から引き込まれて毎号、真っ先に読んだ。文庫版は解説が読みたくて購入した。彫刻家の保武氏と交流のあった山根アナの解説もとてもよかった。波瀾万丈の人生を支えた信仰と家族の愛。早逝した夫のことを「神様が彼を貸してくれていた」とは。よく生きるとは?を問いかける永遠の一冊

  • tm. さん

    「幸不幸はあざなえる縄のごとし」 惜しみなく良い本、絵本、言葉などを紹介してくれている。 「私はいつのころからか、気にいった言葉に出会うとメモを取るようになった。小さな紙切れに書いたものがいろいろな箱に入っているのだけれど、それを取り出して読んでみているとき、実に幸せだ。まるで宝物に囲まれているような幸せを感じる」

  • minami@tw さん

    舟越保武さんの長女。淡々と書かれているが、すごい人生。一回読んだだけでは消化出来ないけど、楽に生きようとせず、人生を全うすることの意義が問われました。とはいえ、なかなか出来ることではないね。

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