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ISBN 10 : 4062585995
Content Description
かつて閨房から権力が生まれる時代があった。摂関政治とは「娘の懐妊」にすべてが賭けられたシステムである。女であること、生むこと、母となること…。その連なりに走る亀裂が男たちの世界をつくり、やがて掘り崩すことを、『栄花物語』の作者は見逃さない。「男もすなる歴史を女もしてみむ」ともいうべき語りの冒険を読み解く。
目次 : はじめに なぜ『栄花物語』なのか/ 第1章 「オモテの権力」と「ウラの権力」/ 第2章 後宮からの出発/ 第3章 花山帝という存在/ 第4章 生む政治/ 第5章 女房・召人・乳母/ 第6章 システムの揺らぎを語る/ むすびに 院政期のはじまりへ
【著者紹介】
木村朗子 : 1968年横浜市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、津田塾大学教授。専門は、言語態分析、日本古典文学、日本文化研究、女性学。著書に『乳房はだれのものか―日本中世物語にみる性と権力』(新曜社、女性史学賞受賞)、『恋する物語のホモセクシュアリティ―宮廷社会と権力』(女性史学賞受賞、青土社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ときわ
読了日:2024/01/23
犬養三千代
読了日:2019/01/19
入江大和
読了日:2015/05/18
ず〜みん
読了日:2021/10/12
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