天才数学者はこう解いた、こう生きた 方程式四千年の歴史 講談社学術文庫

木村俊一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062923606
ISBN 10 : 4062923602
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;15

内容詳細

万物は数であるという謎の数学教団を組織したピタゴラス、抜群の工学的センスを持つアルキメデス、三次方程式の解の公式を知っていた数学勝負師タルターリャ、フェンシングの達人デカルト…。小数、負の数、虚数、超越数…。方程式との格闘は、数のフロンティア拡大の歴史でもあったのだ。四千年の数学史を一気に駆け抜ける痛快無比の入門書!

目次 : プロローグ 大発見と天才伝説/ 第1章 古代の方程式―バビロニア、エジプト、ギリシア、アラブ世界(パピルスと粘土板の天才たち/ ギリシア数学の黄金時代/ 方程式を発明した男、アル=フワーリズミ)/ 第2章 伊・仏・英「三国志」―数学のルネッサンス(イタリア・ルネッサンス、ヨーロッパ数学の復活/ フランスの数学革命/ そのころイギリスでは)/ 第3章 ニュートンとラグランジュと対称性―科学革命からフランス革命まで(対称性の発見、ニュートンの奇跡/ ラグランジュと代数学の基本定理)/ 第4章 一九世紀の伝説的天才―アーベルとガロア(悲劇のアーベル/ ガロア、謎の決闘に死す)/ エピローグ 未解決問題のフロンティア

【著者紹介】
木村俊一 : 1963年生まれ。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科修士課程修了。シカゴ大学にてPh.D取得。MIT、ユタ大学、ヴァージニア大学、マックス・プランク研究所などを経て、広島大学教授。専門は、代数幾何(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • to boy さん

    前半は何とかくらいついていけましたが、後半は加速度的にレベルが上がって難しかった。それにしても今まで思っていた数学史をひっくり返されたような思い。古代では二次関数も平方根も作図で解いていたとは驚き。エジプト、バビロニア、ギリシアの時代から名もなき天才たちが築いてきた歴史が分りました。当時、60進法で計算していた事は今の10進法に慣れた我々からは信じられないくらいの複雑さがあります。中世、近代の記述は内容のむつかしさと事例の少なさでちょっと不満があります。(もう少しレベルを落としてください)

  • future4227 さん

    この歳になってようやく数学が面白いと感じられるようになった。ド文系の私にはほとんど理解できない内容だったけど、天才数学者たちの苦労や波瀾の人生が垣間見れて、面白く読めた。昔の人って頭良かったんだなぁとつくづく思う。それにしても、天才数学者の書いた論文を二度も紛失してしまうパリ・アカデミーってどんだけ杜撰な組織なんだ?

  • キリル さん

    この本の数式を理解するには私のレベルは足りなさ過ぎた……数式はさておき、方程式の発展に数学者たちがどのように関わってきたのかがエピソードを交えて説明してあって面白かったです。特に最終章の二人の話には著者の力の入れ様が感じられました。著書のあとがきに後世まで長く残りますようにと書いていたという話は数式からは見えない著者の人となりが感じられて印象的でした。どの数学者もかなり波乱に満ちた人生を送っているんだなぁ〜と思いました。

  • suzuki さん

    代数幾何が専門である著者が、ギリシャ時代から20世紀初頭までの著名な数学者による業績と、その生涯について綴っている。 著者の語り口にはユーモアがあって文章は読みやすい。 これまで、教科書に載っている定理の名前だけで知っていた記号のような存在だった数学者たちの生涯を知り、生身の人間としてのイメージを掴むことができた。 ということで、「こう生きた」の方は堪能することができた。 一方、「こう解いた」に関しては、紹介されている理論を理解しながら読み進もうとしたが、数学嫌いの理系人間の自分は途中で脱落。。

  • Riko さん

    図書館で借りた

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