ラブセメタリー

木原音瀬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087711189
ISBN 10 : 4087711188
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
237p;19

内容詳細

なぜ愛と欲望の対象が幼い子供だったのか……。望まざる性嗜好に翻弄される二人の男と、その事実に対面した人たちの心の綾をリアルに描いた異色の連作小説。BL界の巨匠が挑んだ衝撃作。初の単行本。

【著者紹介】
木原音瀬 : 高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あも さん

    BL界の芥川賞作家とも評される著者初の一般書。おおお、こんなにレビュー何書いていいか分からないの初めてかもしんない。いや、これすっごい問題作。テーマは小児性愛。幼い子供しか性の対象にならず、悩み苦しむ人と垣根を跳び越えた人、対照的な二人とその周辺から端正な文章で重いテーマが語られる。気持ち悪い許せない。それは変わらないのに、自分はそうじゃないから断罪する…と思考停止させてくれない黒い塊を心に捩じり込まれた気分。遺伝?原体験?絶対に許されない性嗜好を持つ者はどう生きればいいのか。誰か読んでみて答えを教えて。

  • aquamarine さん

    BL界の芥川賞作家とも言われる木原さんの初文芸単行本。彼女が今回テーマに選んだのはなんと小児性愛。BLによくあるハッピーエンドを期待して手に取る方はいないと思いますが、それを同性愛と同様のマイノリティとしてくくることができるか、など大変難しいことを考えさせられる内容になっています。こんな風に彼らの葛藤を描き出すのは木原さんだからこそできたものなのだろうと思います。私自身も母親ですから、子供の事を考えたら許容はできません。確かに衝撃を受ける作品でしたが、いざレビューを書こうとすると…とても難しいです。

  • ずっきん さん

    あっという間に読んでしまった。ペドファイルに生まれついてしまった久瀬と森下。この対照的な二人を巧みに描く連作短篇集。導入の一編がどうにもBL(嫌いじゃないです)臭が色濃く、このテーマを扱うのにこれはどうかなあと思ったが杞憂だった。反吐を吐きたくなる「双方の合意」という台詞と、久瀬の苦悩をガッツリと追体験させるエピローグ。読み手の胸中を内側から削り取っていくような描写と展開。この両端の絡め方が抜群に上手い。どんなクズであろうともドラマを背負って生きているのだ。それが、わたしにとって絶対的な敵であろうとも。

  • ☆よいこ さん

    ペドファイル(児童性愛者)をテーマにした繋がりのある話が3つ[ラブセメタリー]精神科のクリニックの看護師、町家智(まちやさとる)はゲイ。診察を受けに来た久瀬佳祐(くぜけいすけ)の受診内容を診察室の影で聞き、気になってしょうがない。久瀬は小児性愛者だという。ある日、酔って倒れている久瀬を助けたことで二人は友人関係になる。[あのおじさんのこと]ホームレスの伸さんのことを調べ始めた篠原伊吹[僕のライフ]伸さんこと森下伸春の話。ゲスい。[エピローグ]久瀬佳祐を羨ましく思う大貫宏一▽初出「小説すばる」すげー(褒)

  • えりこんぐ さん

    木原さん初読み。読友さんたちのレビューで見かけて、BLを描く人だよね〜くらいの知識で手に取った本書が..児童性愛者..。最初からハード過ぎるの選んじゃったかも😥 どうしても犯罪者というイメージ。伸春には嫌悪感しかないが、圭祐は行動に移してはいない。生まれながらに持たされた重い鎖で本人も苦しんでいると思うと。。うーん感想が難しい_φ(・_・

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木原音瀬

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。『箱の中』『美しいこと』をはじめとするボーイズラブ作品を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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