Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• スー

  読了日：2025/05/31

  10水雷戦隊の話と思ってましたが前半は陸海軍の特攻機による散発的な攻撃が主体でその作戦考案から出撃部隊の規模や戦法そして敵の現在位置が不明でも取り敢えず出すやり方とあまりにも無味乾燥的な書き方にどんな特攻機の本を読んだ時より怒りが湧き感情が動かされました。海軍はレイテ海戦後なので有効な迎撃が出来ずどうしても航空隊が担うのは分かるが船団攻撃に一回こっきりの特攻にする必要があったのか?何もせず敵を通したとあっては不名誉というだけの理由で少数編隊の特攻隊を複数小出しにし相手が待ち伏せしている中に無策で突入させる

• 鐵太郎

  読了日：2011/06/27

  第二水雷戦隊とは、開戦時、日本海軍最強の打撃力を持つ遊撃部隊。この本は、大戦後半になってボロボロになったとはいえ、この部隊を率いてミンドロ島沖海戦を戦い抜いた木村昌福少将の戦記というべきか。 　わずかな爽快感を与えてくれたこの戦いの記録は、たしかにささやかな勝利でしかないものですが、記憶に残す価値はあるかも。作者の筆は、そのセリフ回しなどがいささかフィクションが多いのですが、面白く一読できました。

• 零水亭

  1944年12月、ミンドロ泊地に突入し、カラになっていた輸送船一隻を大破させ（撃沈とも言われる）、飛行場の砲撃にも成功。戦果は微々たるものだし、往路で清霜を失ったので、大勝利とは言えない。しかし、米軍、特に飛行隊は大慌てだったらしい。同じ12月という点で忠臣蔵を想起させる（直近には金剛、信濃が沈没していた。また、二ヶ月前、小沢艦隊の大淀は空母4隻らを失い、志摩艦隊の足柄、霞は僚艦の阿武隈を失っていたし、その後マニラ沖で那智も沈んだ。武蔵や愛宕、摩耶、鳥海らや、何より西村艦隊への手向けにはなったのかも）

• 泥岳

  読了日：2014/07/06

  礼号作戦時の二水戦の描写というよりも、ミンドロ島攻略作戦を日米側から俯瞰した本と言うべきだろう。

• K A

  読了日：2016/02/11

  木村提督の臨機応変な対応は勿論、両軍の思い違い、米軍の燃料や爆弾が上手く逸れてくれたもあって、清霜を除く突入部隊は帰って来れた。一方で、1日の違いで標的の大半を取り逃がした作戦だったり、そもそもの作戦意義があったかどうかという最重要な点はかなり残念な所。ルソン島上陸の延期にも効果はなかった。

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