野生生物は「やさしさ」だけで守れるか? 命と向きあう現場から 岩波ジュニア新書

朝日新聞取材チーム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784005009886
ISBN 10 : 4005009883
フォーマット
出版社
発行年月
2024年07月
日本
追加情報
:
222p;18

内容詳細

野生生物を守るのは簡単ではありません。複雑な生態系のバランスを保ち、多様な生きものがいる豊かな自然環境を維持するために、ときには外来生物などを駆除するという、つらい選択をしなければならないこともあります。日々悩みながら命と向きあう現場の人たちを取材し、人と生きものとの共生のあり方を問いかけます。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ykshzk(虎猫図案房) さん

    子ども向けの本だが学ぶべきところが多い。タイトル通り、やさしさや同情で自然は守れない。私がいつも思うのは、動物番組などで無闇に感情的で幼稚なナレーションを入れないで欲しいということ。音声に引っ張られて、思考が停止してしまう。作り手は、残酷なシーンでも淡々と無音声で流す海外のドキュメンタリーのような感じだと日本人にはウケないと思うのだろうか。この本で考えさせられたのは「外来種」という言葉を覚えた子どもが、自然教室でアメリカザリガニを見つけた時「外来種だから殺していいんだ」とその場で足で踏みつけたということ。

  • Nao Funasoko さん

    ここ数年興味を持っているテーマを扱った新書。第2章「専門家だって悩んでいる」そうだよなあ、真剣に取り組んでいる方たちほど悩みは深いだろうなと思う。 また、同章中の小見出しにある「白黒つけられないろころに大事なものがある」があるは、本テーマに限らず他にも当てはまる普遍的なことなんじゃないかなと心に残る。 岩波のジュニア新書や筑摩書房のプリマー新書といった若い層向けの新書は、広く網羅的にフラットに解説してくれるので理解しやすいから好き。

  • Midori Matsuoka さん

    近年話題になっている野生生物の保護や捕獲・駆除に関わる人たちに取材をしながら、命と向き合うことの難しさについて真摯に向き合っている。 「かわいそうだから」保護する、「外来生物だから」殺してもいい、という短絡的な考え方ではなく、その地域の何を保護するのか、その生物を駆除することで生態系はどう変化するのか、と多方面に考え、時に悩み、色々な考え方と対峙しながら活動をしていっている様子がよくわかる。 マングース根絶のニュースを最近見たけど、そのことも取り上げられていた。大阪の淀川河口に漂着したクジラのことも。

  • ののまる さん

    生物も人間社会も多様性が大切。 現場で活動している人たちの実際の苦しみや悩みなどが取材されいて、それがとてもいいな。

  • おさと さん

    害獣、害獣駆除。人間の都合でただただ殺してしまっていいものなのか…モンモンとしている昨今。「専門家だって悩んでる」答えは出ないけど、いろいろな考え方を知って思索を深めることが大事なのかな。

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