基本情報
内容詳細
闇の仇討ち屋に強敵が現る! その正体は?
「見つかった骸の背中一面に、孔雀の絵が描かれていたんだ」
水茶屋〈花蝶屋〉の常連、定町廻り同心・沢井勝之進は溜息をついた。
探索に手を着けたばかりだが、いずれ江戸市中が大騒ぎになるだろうと憂鬱なのだ。
看板娘で勝之進と相思相愛のお蘭は、探索を手伝いたいものの、あまりの材料のなさになすすべもない。
奉行所が下手人を捜しあぐねて数日、仇討ち屋〈闇椿〉に相撲部屋の親方から依頼があった。
行方知れずとなっている息子の昇太を捜してほしいという。
どうやらここ最近、家に出入りしていた歩き巫女にたぶらかされたようなのだ。
親方の願いを聞き入れた元締めの辰雄は、得意の絵筆で歩き巫女の似面絵を描いてみせた。
すると、似面絵を見たお藤の顔が青褪めはじめたではないか。
もしや、父親の仇なのか? 思わぬ成り行きに揺れ動く娘たち。
落ち着かない中、孔雀王と名乗る謎の人物から突然挑戦状を叩きつけられた〈闇椿〉は――。
水茶屋看板三人娘が、元同心や鍼灸医、美男双子の岡っ引きとともに悪党を退治する!
人気沸騰中のシリーズ、奇怪千万の第三弾!
【編集担当からのおすすめ情報】
シリーズ第1弾は発売即大増刷、第2弾も絶好調! 2021年、第10回日本歴史時代作家協会シリーズ賞を「はないちもんめ」「はたご雪月花」シリーズで受賞した実力派のシリーズ第3弾、ついに仇討ちなるか?
【著者紹介】
有馬美季子 : 2016年、『縄のれん福寿 細腕お園美味草紙』で、時代小説デビュー。21年に、「はないちもんめ」「はたご雪月花」の両シリーズで、第十回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
人物・団体紹介
有馬美季子
2016年、『縄のれん福寿』(祥伝社文庫)で時代小説デビュー。その後、「はないちもんめ」シリーズ(祥伝社文庫)で好評を博す。2021年、第10回日本歴史時代作家協会賞の文庫シリーズ賞を「はないちもんめ」シリーズ、「はたご雪月花」シリーズ(光文社文庫)で受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲
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