戦後六〇年史 九つの闇 講談社プラスアルファ文庫

有森隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062569286
ISBN 10 : 4062569280
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,317p

内容詳細

時代が大きな節目を迎えている。西武鉄道、三菱自動車、カネボウ、UFJ銀行、ミサワホームなど、戦後に一時代を築いた名門企業が相次いで落城し、堤義明、伊藤淳二、三沢千代治といったカリスマ経営者は姿を消した。なぜ、彼らは挫折したのか―。戦後最大のフィクサー・児玉誉士夫から、企業を蝕む総会屋、兜町に巣くう相場師、会社を私物化する経営者まで、闇の中で蠢いた大物たちの正体に迫りつつ、戦後六〇年を総括する。

目次 : 第1章 西武王国・堤義明の「血と骨」/ 第2章 戦後最大のフィクサー・児玉誉士夫の正体/ 第3章 総会屋は死なない/ 第4章 相場師列伝―近藤信男VS.是川銀蔵/ 第5章 驕りの代償―三菱自動車とカネボウの末路/ 第6章 UFJ銀行、終わりなき派閥抗争/ 第7章 森ビル・森稔、「政商」の憂鬱/ 第8章 屍に群がるハゲタカファンド/ 第9章 竹中平蔵の大罪―復活した裁量行政

【著者紹介】
有森隆 : 経済ジャーナリスト。1945年生まれ。1969年早稲田大学文学部卒業。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nobody さん

    「戦後六〇年史」というのは羊頭狗肉である。三菱自動車、カネボウ、UFJ銀行などさほどのことでもなく、会社内の派閥抗争や内紛などどこでも見られることである。であればブラック・ジャーナリストの企業ゆすりと違いが判らなくなる。よほどダイナミズムを活写できる技量があるのならともかく、企業内幕ものの通例に漏れず、木で鼻を括った記述しかできない。実際の所そこが最大の問題で、例えばUFJ銀行のセブン・シスターズ処理にしても、ミサワホームの創業者三澤千代治はトヨタ自動車への売却に抵抗した、ダイエーの高木邦夫社長は再生機構

  • やご さん

    題名にやや違和感。基本的に取り上げているのは戦後『経済』の闇の部分でありまして、そのへん、すぐにわかるような題をつけるべきだったのではないかと思います。内容はおもしろいですよ。さて最近、景気回復・株価急上昇で何だか雰囲気がバブルっぽくなってきましたが、バブル的な経済状況というのは80年代だけではなくて古くは日露戦争期にもあった(!)とか。その頃の相場で福沢諭吉の娘婿が現在の貨幣価値にして200億円以上儲けた(!!)とか。

  • タイガーバーム さん

    西武鉄道、カネボウ、旧三和銀行など平成に没落した企業の内紛劇や独裁経営の内幕や、昭和から平成にかけてうごめいたフィクサーや相場師たちの姿を追ったノンフィクション。平々凡々な生活を送る自分にはどの話しも遠い世界の出来事。それでもいつの時代も、そして現代においても自分が身をおく日本社会や経済はこんな人たちが動かしてるんだろうなと、なんとなく思いました

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有森隆

経済ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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