閉店時間 河出文庫

有吉佐和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309418926
ISBN 10 : 4309418929
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
追加情報
:
600p;15

内容詳細

花形企業の東京デパートに働く紀美子、節子、サユリ。同じ高校の同級生仲良し三人だが、配属された呉服売場、地階の食料品売場、エレベーター係という職場の違いも影響し、三者三様の仕事と恋の悩みがあった。元祖・お仕事小説とも呼べる、仕事と恋愛を通して成長していく女性の姿を描いた傑作長編、初の文庫化!

【著者紹介】
有吉佐和子 : 1931年和歌山県生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。東京女子大学短期大学部英語科卒。56年「地唄」で芥川賞候補となり、文壇デビュー。一外科医をめぐる嫁姑の葛藤を描く『華岡青洲の妻』(女流文学賞)、歴史や芸能を扱った『和宮様御留』(毎日芸術賞)など、さまざまな分野の話題作を発表し続けた。84年急性心不全のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スエ さん

    お〜!!有吉佐和子先生、久々の再会ッ❢ 1963年の単行本が初の文庫化。もちろんお初です♪ 女心を描かせたら天下一品『非色』はスエの生涯ザ・ベストテン作品(パタパタっ)こちらはなんと「デパガ!」懐かしい響きです。西田ひかるのドラマもありましたね。ハウスマヌカンは夜霧の様に儚かった。鮭弁当食べてうなじはジョリっとね。女は適齢期過ぎたら、売れ残りに見切り品。特価品の札が付くゥ?…昭和のおなごは耐え忍んだもんだ。純愛、不倫に社内恋愛♡イカした娘はだれ〜♬モンローウォーク踏んで、女は今日も仕事に向かうゼ熱い夏ッ❢

  • じいじ さん

    現在、百貨店業界は一時の勢いは衰えて、経営的には厳しい状況下に置かれているようである。この小説が書かれた60年前は、高度成長に向かって百貨店業界も活況を呈していた。今は亡き著者の有吉佐和子が2・3年前から、理由はよく解らないが注目され出した。そんな折、今作が昨年文庫で復刊されたので手に取った。60年の時代のギャップもあって違和感はあるものの、そこで働く人たちの人間模様、店の隅々まで丹念に描き上げた百貨店物語は面白かった。591頁の長編のお仕事小説だが、著者の精力的な取材力を駆使した力作に敬意を表したい。

  • つーこ さん

    なんと1963年に出された本とのことで、言葉遣いや文化など今とはだいぶ違った表現がちらほらあったが、こんなに気にならないものか?と思うほど違和感なく読めた。今も昔も働く女性の楽しみも苦労も大差ないということかな。

  • くろにゃんこ さん

    同じ高校から新宿のデパートに就職した三人。コロッケが7円というので時代に気付く。呉服、総菜、エレベーターとそれぞれの仕事場で奮闘する様子、恋心と今とは色々と違ってはいてもお仕事小説はやはり頁が進む。男子の言葉遣いが粋がっているのも微笑ましい。本当に三人三様。出会った男により人生が変わる典型がサユリなのだろうか。前向きで自分を見失うことがなかった彼女のこれからが幸せでありますように。

  • ぐうぐう さん

    不思議な感触の小説だ。60年ほど前に刊行された有吉佐和子の『閉店時間』は、架空の百貨店を舞台に、そこで働く三人の女性を描いている。さすがに古臭く思える価値観があったかと思えば、職場における女性の立場の変わらなさに呆然とさせられ、それでいて60年前の社会に未来を見てしまいそうな場面があったりもする。「元祖・お仕事小説」という帯のキャッチコピーは確かにダテではないものの、登場する三人の女性達は恋にも熱心であり、恋バナの多さに新鮮な驚きを抱いた(そこに過去でもなく現代でもない未来を見てしまう)。(つづく)

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有吉佐和子

1931(昭和6)年、和歌山市生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。56年「地唄」が芥川賞候補となり、以後、『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『複合汚染』『和宮様御留』等、ドラマ化されたり社会現象となるような小説を多く執筆。84年、逝去

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