挿絵の女 単行本未収録作品集

有吉佐和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309030982
ISBN 10 : 430903098X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
288p;20

内容詳細

挿絵画家とその妻、揺れる心理を描く「挿絵の女」/指輪のイニシャルから死の真相に迫る、異色の推理小説「指輪」/代表作『紀ノ川』につながる「死んだ家」/中国の怪異説話をもとにしたユーモラスな「崔敏殻」/日本画の大家のモデルになった芸者と呉服屋の奔走を描く「秋扇抄」/舞踊家紫猿の初の老け役の舞台を元書生の目を通して描いた「鬼の腕」。珠玉の6編。

【著者紹介】
有吉佐和子 : 1931年和歌山県生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。東京女子大学短期大学部英語科卒業。56年「地唄」で芥川賞候補となり、文壇デビュー。一外科医をめぐる嫁姑の葛藤を描く『華岡青洲の妻』(女流文学賞)、歴史や芸能を扱った『和宮様御留』(毎日芸術賞)など、さまざまな分野の話題作を発表し続けた。84年急性心不全のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    単行本未収録短編6話。有吉作品は何十年ぶり?って位久しぶり。『挿絵の女』『指輪』『死んだ家』どれもざわっとする感じが良かった。ラストの『鬼の腕』舞踏家の業が面白かった。

  • じいじ さん

    昨年あたりから有吉佐和子の小説が、次々に復刊されて注目されているようです。今作はこの3月に、単行本未収録の短篇集として出版されました。表題作は無名の挿絵画家と、彼を見つけ出した女編集者の恋を交えたお話。彼女が密かに「売れっ子挿絵画家の妻」を夢見て、彼を懸命に支える姿が涙ぐましいです。そのかいあって、彼は挿絵画家として…。この短篇集、笑みもこぼれる作品…など、懐かしさを感じながら、毛色の違った6篇が面白いです。

  • 亜希 さん

    装丁に惹かれて。有吉さんって誰だろう?と思っていたら、1931年生まれの方で、収録作品も1950年代後半〜1960年代に雑誌に掲載されたものと知り驚き。確かに言い回しや生活様式などいまとは違う描写も多かったけれど、その当時の作品と聞いて勝手に思いつく印象とは異なり、どの短編もかなり読みやすかった。特に「指輪」「崔敏殻」が好きでした。

  • あきひと さん

    短編6話。着物や日本舞踊、花柳界などの伝統文化を扱っていて、自分の生活には縁遠いゆえに、読んでいて新鮮で面白い。 なかでも呉服屋が芸者からの注文に応えて贅を凝らした着物を作ろうと奔走する「秋扇抄」は、知識としても知らないことが多く関心を引かれた。

  • 真珠 さん

    若い頃、有吉佐和子にハマり、久しぶりの新刊でした。短編集です。好きなのは「秋扇抄」。絵のモデルをやるので着物を仕立ててほしいと呉服屋に頼むところから始まる。着物の事は詳しくないけど、描写が好き。朝風呂が好きな女の人を書く事が多いけど、上がって鏡の前で身支度を整える様子も細かい。呉服屋がどんな着物を作るか思案してるところがワクワクする。帯、長襦袢も含め生地、色、柄などを決めていく過程がなんともいえない。そして描かれた絵の行方。最後は複雑な気持ちになりました。

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人物・団体紹介

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有吉佐和子

1931(昭和6)年、和歌山市生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。56年「地唄」が芥川賞候補となり、以後、『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『複合汚染』『和宮様御留』等、ドラマ化されたり社会現象となるような小説を多く執筆。84年、逝去

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