妖精who's Who ちくま文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480031921
ISBN 10 : 4480031928
フォーマット
出版社
発行年月
1996年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,355p

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『妖精who’s who』101の妖精の図入り解説...

投稿日:2021/06/22 (火)

『妖精who’s who』101の妖精の図入り解説本。さまざまな妖精の種類、目に見えない存在や現象に、実在の動物まで。人間に良いことをもたらしたり、そうでないことをもたらしたりするもの、大きいものも、小さいものも、こと細かに語られる。妖精と言っても巨人も人魚も竜も含められていたり、なんとアザラシまでも妖精族に含まれ違う呼び方で語られている。妖精は自分が人間に見てもらいたい姿を、人間に見せる一種の幻覚のような能力が備わっているとか、時の経過も人間界とは違うとか、興味深い話しが続く。民謡や祭儀や習慣や迷信を妖精信仰の研究の中心に置き、作品を形成する想像力を得ているよう。知的な鋭意と情熱で、人間の実際の生活に通じることも伝えてくれている。詩や歌や演劇要素もあり芸術に富める内容で楽しめます。

seigo-hk さん | 長崎県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • めがねまる さん

    旅行先の古本屋で買った本。101種の妖精が、各1~2p程使ってテンポよく紹介されていく。1つ1つ美しい挿絵があり、エピソードも時に陽気で時に不気味で面白い。妖精の特徴は、その地を征服した民族から見た被征服民族の特徴が織り込まれていること、先住民の存在が妖精として語られてもいること、キリスト教徒から見た異教徒の存在でもあることなどが興味深かった。お気に入りの妖精は「缶たたき」どこからともなく缶を叩く音がする、だけの妖精。不思議な現象に名前をつけて共存していたのかな、と、昔の人の生活を想像したりした。

  • りりす さん

    目的がいまいちわからない妖精たち。その行動原理は何なのか。怒らせないでうまく付き合える自信がない。

  • みやび さん

    イギリス人は妖精が大好き。良い妖精も悪い妖精も様々いるけど身近に妖精の存在を感じて暮らしてきたのが物語や昔話から伺える。日本で言ったら妖怪だろう。著者はイギリス妖精学の権威。妖精学という学問がある事自体がすごい。イギリス人は他にもゴーストに対しても寛容なイメージがある。日常生活の延長線上にゴーストがいて親しみさえ感じているようにも思える。それくらい死者や目に見えない存在に対しても身近で大切に感じているという事なのかな。

  • lico さん

    【ファンタジー・フェスティヴァル ☆Angels☆】妖精図鑑。ハリー・ポッターや指輪物語をより楽しむためのお供に使えます。なんとなく眺めていくだけでも時を忘れて読み進めてしまう不思議な魔力があるので読みすぎには注意しましょう。/神から堕ちた妖精やら、何がしたいのかわからないの妖精やら、何処と無く日本の妖怪を思い出した。日本と違いイギリス中で似たような妖精ばかりなのは平地が多いために情報が伝播しやすいからなんだろうか。/ナックラヴィやプーカなど、名前だけは知っていた存在がイギリス発祥と知って驚いた。

  • あずきずき さん

    様々な妖精を知ることができる。訳者の井村氏の訳がわかりやすく、読みやすい。 本書に紹介されている 妖精関連の本を探して読むつもり。著者のキャサリン・ブリッグズの他の本も借りてこよう。

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