ブレンダと呼ばれた少年 性が歪められた時、何が起きたのか

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594049584
ISBN 10 : 4594049583
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,352p

内容詳細

不幸な事故で性器を失った男の子が、性転換手術を受けさせられた。「性は環境によって作られる」という理論の裏付けに利用された“少女”が直面した心の葛藤を記録したノンフィクション。

【著者紹介】
ジョン・コラピント : カナダ、トロント生まれ。トロント大学で文学修士課程修了。ニューヨーク在住のジャーナリストで、『ヴァニティ・フェア』『ザ・ニューヨーカー』『エスクァイア』『マドモアゼル』誌などでコラムを書く。『ローリング・ストーン』誌に掲載された取材記事で全米雑誌賞を受賞。また、2000年に『ブレンダと呼ばれた少年』で作家デビューし、よりよい生活のための賞を受賞した

村井智之 : ニューヨーク市立大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 亮さん さん

    割愛の際、間違って性器を焼き切られてしまい、性器を女性器の見た目にされ、女性ホルモンを打たれて女の子として育てられた少年。少年はずっと自分は女性ではないと思い葛藤する。最終的には、男性に戻る。 ひどい話だと思った。特に性器を見せつけ合う触り合う行為をされた所がひどい。

  • マイケル さん

    驚愕のノンフィクションで超刺激的! 一卵性双生児なので写真見るとそっくり。不幸の始まりは包皮切除手術事故。大事なモノ無くなる。次の不幸は新型コロナ感染者数発表で有名なジョンズ・ホプキンス大学。本人の承諾のない去勢。科学・医学は万能と考え自然の摂理を無視した人間の傲慢・思い上がり。旧約聖書のイブのように女は簡単に作れると考えている神になったマネー。自分の理論優先、それに付き合わされる患者の不幸。女性脳と男性脳の違いを理解していない人権侵害。本書を読むことにしたきっかけは昨年読んだ「片想い(東野圭吾)」。

  • ottohseijin さん

    「性は生得的なものではなく、出生後に社会的に決定される」という信仰の犠牲になった少年。『結局、人間は自分以外の何者にもなれやしない。自分はいつだって、じぶんでなきゃならないんだ』

  • ま さん

    後半の「真の男として」は読んでいて目頭が熱くなった。それだけにデイヴィッドのその後はショックだった。ジェンダーにかぎらず、白とも黒とも付かないグレーなものをグレーなまま受け入れることも大事だと思う。

  • りんむー さん

    読んでいてつらかった。あとがきでジェンダー論の大元として現在でもマネー氏の論文が引用されることがある、とされていたことに衝撃。

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