りんごは赤じゃない 正しいプライドの育て方 新潮文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101188416
ISBN 10 : 4101188416
フォーマット
出版社
発行年月
2005年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,263p

内容詳細

子育てに追われ、気が付いた時には離婚していた主婦が、自立のために勉強し直し、中学の美術教師になった。先入観を捨てさせる独特な指導法のもとに、教え子たちは中学生とは思えない作品を作り上げ、同時に自信とプライドも育んでいく。「どんな子でも、一生懸命磨いてあげるとダイヤのように光り始める」がモットーのカリスマ教師、太田恵美子の「心を育てる」授業、その感動の記録。

目次 : 自分の責任を自覚させる/ 効果のあるほめ方をする/ 見て、感じて、考えさせる/ 自由を与え、力を引き出す/ 子どもを大切な人間として扱う/ 失われた十四年間―主婦から教師への転身/ 「自分だけの考え」を生み出す/ 認められる喜びを実感させる/ 他人を学び、自分に活かす/ 大人の世界に触れさせる/ 「矛盾」を子どもに説明できるか/ カリスマ教師までの道

【著者紹介】
山本美芽 : 1971(昭和46)年、埼玉県生れ。音楽・ノンフィクションライター。’95(平成7)年東京学芸大学大学院教育学研究科修了。音楽教育学を専攻。埼玉県公立中学校の臨時教諭、養護学校教諭を経て文筆活動を始め、音楽雑誌に寄稿する。日本音楽教育学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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太田恵美子という公立中学校の美術の先生を...

投稿日:2021/04/09 (金)

太田恵美子という公立中学校の美術の先生を通して、思春期の子供への教育と は、ということを綴った物。きれい事では済まされない教育現場のルポ。

どん さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はる さん

    よくみると14年前に刊行された本。いわゆる教育の仕方についての本で、子供を褒めることはどれだけ大切かは伝わった。 だけど、それはもうこのご時世通用するのか…?と思うところが多く、途中で終了。 私がひねくれているから身に染みないのかな(笑)

  • 江口 浩平@教育委員会 さん

    【ノンフィクション】尊敬する金大竜先生が薦めていたため、手に取った一冊。元中学校の美術教師である太田恵美子さんが、週に一度の美術の授業を通じていかに子どもたちの心を育て、プライドを持たせていったかに迫っている。著者の山本美芽さんによると、「自尊心」は他者から丁寧に扱われることで生まれやすいが、「プライド」は子ども自身が何かをやりとげたことによってしか生まれないという。そして全力を尽くしたものでなければ、「やった!」という気持ちが生まれないため、プライドにも結び付かないとも。得るものが多い本だった。

  • りょうみや さん

    太田先生という美術教員の話。理想的と言える人格教育と美術を通してのアクティブラーニングが展開されている。タイトルにあるようにりんごの色は赤じゃないと先入観を捨て、本質を見る力を身につけると、自分の価値観を見直すことになり、それが自尊心、そしてプラウドを養うことに繋がるというのは新しい視点。しかしこの太田先生はやっぱり特別な存在だ。その教育法やオーラはたゆまぬ努力の賜物とは言え、ここまでプロ意識を徹底し、かつ公立校で周りに味方がほとんどいない中で、自分の信念を貫くのは普通はできない。

  • ねこ さん

    初版は2002年だから今から20年くらい前。公立中学で美術を教える教師を追ったノンフィクション。専業主婦から離婚を経て教師になった彼女が命をはって生徒たちと向き合うから生徒たちもついてくるのでしょう。

  • きむちゃむ さん

    教師になってからも太田惠美子先生の信念が曲がらなかった結果なんだろうな。受験と通信表の数字の章は泣かされた。ホントになんで数字で点数つけられなくちゃいけないんだろうね・・・大切なのは知識じゃなくて心なのにね。

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