春夏秋冬代行者 夏の舞 下 電撃文庫

暁佳奈

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049139433
ISBN 10 : 404913943X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
スオウ ,  
追加情報
:
536p;15

内容詳細

「暗狼事件を解決しにきました」瑠璃と、あやめ。二人の夏の代行者は、荒唐無稽な「天罰説」に端を発した現人神への非難の声を払拭し、自分たちに処された婚約破棄という決定を覆すべく、黄昏の射手・巫覡輝矢との接触を果たす。だが、「暗狼事件」を巡る闇は、想像以上に深く―現体制を維持しようとする保守勢力“老獪亀”。対して、四季の里の革新と改革を訴える“一匹兎角”。様々な思惑が蠢く中、この動乱に巻き込まれた者たちが一つの場所に集結していく。葉桜瑠璃の婚約者、君影雷鳥。葉桜あやめの婚約者、老鴬連理。そして、季節の代行者たち。再会は叶うのか?竜宮岳での死闘の先、夏姉妹の恋の行方は…?

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えすてい さん

    長かった夏が終わった。上下合わせて1000ページ超。あとがきで作者が一番身近でない季節故に苦しんで泣いて書いたという。作者らしく最後はハッピーエンドとなるがそこに至るまでの事件や騒動の数々を綴っていくのに、作者は苦しんだのだろう。さくらのエピソードに「!」となった自分がいる。すなわち、刀の鞘で卯浪の男性の急所を叩きのめし口を尖らせながら凍蝶に言い訳したり葉桜姉妹の結婚式で慣れない振袖を着ての凍蝶との会話。二十歳の大人の女性になったさくらの美しさ。雛菊と狼星の春と冬の舞。終盤での美しさは人に救いを示唆する。

  • 星野流人 さん

    夏の物語もおもしろかったです。代行者陣営、射手陣営、夏の姉妹の婚約者、【老獪亀】【一匹兎角】とあらゆる立場の者たちが一斉に動き回るのは、読んでてとても楽しいです。バラバラだった各陣営が合流していくのは、熱くなる展開ですね。連理とあやめが心を通わす場面や、輝矢と月燈の交流など、恋愛的にホクホクする場面も多くて良かったです。人が人に想いを寄せる描写がとんでもなく上手で、ジンと沁み入る物語でした。夏の姉妹が幸せになれてとてもよかったです。 そして今回最大の被害者となってしまった、かわいそうな竜胆……

  • y--75 さん

    随所に恋愛と戦いがある話。途中から、この様子なら悪役側に負ける気はしないな、と思いながら読んでいた。それでも油断できない要素はあったが。悪役はともかく、天罰説に賛同した連中はどうしているのやら。無責任だな。こういうところは妙にリアル。夏の里はこれでいいのか? 機能不全に陥っている気がしなくもない。

  • よっち さん

    天罰説に端を発した現人神非難の声を払拭し、自分たちに処された婚約破棄を覆すべく、黄昏の射手・巫覡輝矢との接触を果たす葉桜姉妹。再び四季が集結する夏の物語下巻。暗狼事件を解決しようとする葉桜姉妹と輝矢、現体制維持に固執する老獪亀と革新・改革を訴える一匹兎角の対立、葉桜姉妹を助けるために動き出した元婚約者・君影雷鳥と老鶯連理、季節の代行者たち。様々な妄執や思いや決意が絡み合い、それを利用しようと暗躍するものたちの思い通りにはいかない怒涛の展開の連続で、今後に向けた希望や火種もいろいろ残りましたけど続巻に期待。

  • マホカンタ さん

    四季の代行者では、ダントツで秋派です。撫子ちゃん、可愛すぎる。でも、ザ・ラノベ的な振り切り具合の雷鳥さんもかなり好きです。連理よりは彼のイカれ具合に惹かれます。なぜ、神は彼・彼女たちを四季の代行者として選んだのか。本作でとある登場人物の言葉で語られる推論に納得。彼らは皆、いつも誰かの幸せを願い、迷わず己を犠牲にする。それを全く犠牲とは思わずに。その相手が名も知らない民であっても。献本きっかけに読んだ本シリーズですが、新作出たら迷わず読みます。

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