死にゆく患者と、どう話すか

明智龍男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784260028578
ISBN 10 : 426002857X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
287p;21

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    経済学的に言うと「医療サービス」は需要者と供給者の間に情報の非対称性が存在する。財やサービスによっては格差が小さかったり、需要者の方がよく知っているケースもある。その場合、供給者が需要者を「〇〇様」と奉っても大丈夫かもしれない。需要者がその財やサービスを選ぶことについて間違いが少ないからだ。だが「医療サービス」になると需要者はサービスの選択を間違う。「医療の自己責任」と言われるようになって久しいが、「患者を患者様と呼ぶな」というスタンスは医学的な立場だけでなくミクロ経済学的にも理にかなっていると思う。

  • ケニオミ さん

    読友さんの紹介で、良い本を読む機会を得ることができました。「医学界の異端児」國頭英夫先生が、看護大学の1年生に対して行った、末期がん患者に対するコミュニケーション論の講義内容の本です。テーマは非常に重いにも係わらず、國頭先生のお人柄で、笑いの絶えない講義だったことがよく分かります。やはり、医者に必要なのは、教養の深さと、人を慮る心と、ユーモアのセンスだと感じました。自分が末期がんになった際の主治医が國頭先生だったら、「これまでの行いが良かったんだな。ラッキー!」と思えるのではないでしょうか。お薦めします。

  • はの さん

    数日前に読んだが、人生でお気に入りすぎる本ベスト10に必ず入れたい本。癌で死にゆく患者とその家族にどう話すか。癌専門医の著者が看護師志望の大学一年生のゼミの授業がもとの本で読みやすい。話題は重く、例えば、末期でうまく呼吸できずに苦しんでいるとき、鎮痛剤を打った後に死んでしまうリスクは話すべきではないという理由には納得。重苦しいはずなのに(笑)が多用されていて、本心を話しすぎていて笑える。それでいて、どうしようもなさ、難しさ、なにより優しさとプロフェッショナルさが高水準で溢れている素晴らしい本だった

  • まさかず さん

    死にゆく患者と話すにあたって注意すること、という正解のない、極めて難しい問い。そして問いに対峙した瞬間に持ってる己の心でしか対応できないもの。僕は日常生活と医療の狭間にいる。「座ること」に表される向き合う姿勢。そして責任を明らかにすることからはじまる信頼関係。答の出せない問いへの考察は不充分だけど「不充分」であることを抱え続けるというプロの姿勢の示唆。スキルだけでないものを伝えようとする講師、こたえるものたち。死の準備教育、大小の希望、信仰の存在意義、否認の尊重。学び多きものを読ませてもらったと思う。

  • さくら@読メやすみやすみ さん

    講義記録なので、自分も課題を考えたり、学生の意見や先生の解説について考えたりとじっくり読みました。 ある意味、最後の明智先生の対談が答えみたいなものかなぁと私は感じました。 タイトルは重たいですが、文章は終始明るい雰囲気です。 先生のぶっちゃけトークが痛快でした。

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