CD

Prelude To A Kiss

早間美紀

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ARTCD112
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

2006年4月、「早間美紀 スーパーNYトリオ」として、日本ツアーを行ったトリオによるアルバム。通算3枚目の作品。
冒頭はサム・リヴァース屈指の名曲“ベアリーチェ”で静かに淡々と始まる。初期のキース・ジャレットを彷彿させるカントリーライクなスイング感が好ましい。5曲のオリジナル作品を提供した早間は、スタンダード曲での「解釈」とともに、作曲の才能を見せる。
Aはスレートアヘッドなテーマと、北川のアグレッシブに切れ込むベースが好ましい演奏。チック・コリアの影響を感じさせるスーパー・コンテンポラリーな演奏。
コール・ポーターのBも甘さに流れないハイテンションな響きを大切にした演奏となっている。
印象的なタイトルのCはオリジナル曲。北川の安定した音程のアルコ弾きが、曲調を格調高く引き上げる。
Dはややトリッキーなテーマ提示から始まるリリカルなバラードナンバー。テンションの転換とメロディの対応が早間の意欲を感じさせる、作曲=演奏的な演奏だ。北川とエリックとの3相交流からインタイムになっていく瞬間がスリリング。
Eは本作最長の演奏時間を記録したお馴染みのソフトバラード。ハーモニーに工夫を凝らしながら、「自分の曲」に作り変えていく早間の強かな精神が光る演奏。リリカルな演奏に、ふくらみを増した早間美紀。この長尺の演奏は今後を示唆するかも知れない。ここでの北川のベースの音を聞くと、北川がニューヨークでやっていける訳が分かる。音程のよさ、音の柔らかさが、心に響いてくる。ハイテンションな早間とは違う一面を発揮した演奏。
“カエルのダンス”と命名されたオリジナル曲。トリッキーなテーマから一転して、スーパー・コンテンポラリーなソロパートへ。ピアニスト好みのアレンジ方法。モーダルな構築美に溢れたソロを展開している。倍テンポになってからのスピード感はコレゾ早間美紀!
一転して、ロマンティックなオリジナル作品。ビル・エヴァンスが書きそうな曲想の作品。ワルツ。
Hは早間のグループ演奏のときのトランペッター、Vitaly Golovnevの作品、早間がアレンジを担当。
最後、エリントンの大有名曲“プレリュード・トゥー・ア・キス”は、ストライドっぽいオープニングで始まるソロ・ピアノでの演奏。メロディの中から宝物を探し出すようにテンポを変えながら弾いていく早間が好ましい。

横浜ジャズプロムナードでの入賞記念盤を別にして、セカンドアルバムとなった本作。前作からさらにスケールアップした早間美紀が聴かれる。

2006年10月には、「横浜ジャズプロムナード」での演奏に凱旋帰国。

早間美紀 Miki Hayama (p)
北川潔 Kiyoshi Kitagawa (b)
エリック・マクファーソン Eric Mcpherson (ds) Recorded August 8 & 9, 2006, NYC

内容詳細

ニューヨークを拠点にして活動中の早間美紀の2年ぶりのセカンド・アルバム。ベース、ドラムはNYの音楽仲間。半数が早間のオリジナルで、曲も演奏もストレートアヘッド・ジャズ。聴き進むにつれて、自然体の演奏から優れた才能と実力が浮かび上がってくる。(信)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. Beatrice
  • 02. At The Key Point
  • 03. I Love You
  • 04. Canvas In Blue
  • 05. Into The Silence
  • 06. Skylark
  • 07. Frog Dance
  • 08. Taichi Playground
  • 09. Whose Shoes
  • 10. Prelude To A Kiss

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