かなしきデブ猫ちゃん マルの秘密の泉 集英社文庫

早見和真

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087445183
ISBN 10 : 4087445186
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
160p;16

内容詳細

1年前、外の世界を見ようと家を飛び出し、愛媛中を旅した伝説のデブ猫・マル。今度は飼い主のアンナ、そして恋人のマドンナの病を治すため、再び愛媛を巡る旅に出た―。万病に効く水を求めて、“伊予の小京都”と呼ばれる城下町の大洲市から西日本の最高峰、石鎚山まで。マルは無事にアンナやマドンナを救うことができるのか!?あのデブ猫ちゃんが帰ってきた!待望の愛媛編第2弾。

【著者紹介】
早見和真 : 1977年、神奈川県生まれ。大学在学中より雑誌その他媒体にて執筆するなど、ライターとして活躍。2008年『ひゃくはち』で小説家デビュー。15年『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、20年に『ザ・ロイヤルファミリー』でJRA賞馬事文化賞、第33回山本周五郎賞をダブル受賞

かのうかりん : 1983年愛媛県今治市生まれ。動物や自然などをテーマに絵を描く。『いろんなおめん』で第6回フジテレビBe絵本大賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    マルの旅、第2弾。愛媛の春、飼い主(相棒)のアンナもガールフレンドのマドンナも何だか体調を崩して寝込んでしまった。事情が分からない優しいマルは万病に効く泉の水を求めてまたもや旅に出る。お腰につけた唐饅に誘われて犬、猿、キジがやってくる。鬼も登場するけど、鬼退治ではないのでマルを助けてくれる良き鬼。銀河鉄道のような列車あり、かと思うとカブトガニに連れられて竜宮城に。日本おとぎ話の世界。市原悦子さんのナレーションで聞きたい。愛媛県の観光地の素晴らしい背景と共に発見した秘密の泉。オチも見事なマルの旅でした。

  • ナミのママ さん

    絵本の文庫化、シリーズ2作目愛媛編。この作家さんも幅広い作品を書くので楽しい。「秘密の泉」を探して再び旅に出た飼い猫のマル。愛媛県内を紹介しながらあちこち巡る。中予、東予、南予って実はよくわからないのだけど…。お話の中に、誰もが知っている童話をちょこっとアレンジして取り入れているのだが、かのうかりんさんのイラストがまたユーモラスでくすりと笑う。

  • ぶんこ さん

    デブ猫マルがアンナとマドンナの発熱、咳の症状を改善すべく「万能の泉」探しに出る。途中、赤名リカという気の強いロシアンブルーにあう。強気な性格を治したいと「万能の泉」を探す赤名リカさんが健気。桃太郎から浦島太郎を彷彿とさせる冒険旅。文章と絵が半々くらいで、ある意味迫力のある絵が面白い。愛媛県内を探し歩きますが、さて、どこで見つけたのでしょうか?この泉の水、傷につけると即治る!欲しい!事情があって体に手術痕がある。これで一気に消してしまえたら、るんるん🎶。

  • はにこ さん

    絵がまず癒される!可愛い。。今度は、マドンナとアンナの病気を治すために秘密の泉を探しに行く。時に桃太郎の話みたいになり、時に浦島太郎になりw出会った女が赤名リカw面白ろ癒された。

  • 九月猫 さん

    デブ猫マルの旅、2弾め。 アンナとマドンナの病を治すため、秘密の泉と万能の水を探す旅に出るマル。 桃太郎風味の第1部、浦島太郎風味の第2部。 そして、探しているものや大事なものはいつも近くに……しいて言えば青い鳥風味で大団円。 かのうかりんさんのイラストがめちゃくちゃ可愛い。下灘駅の絵と、マドンナとガニーに乗ってる絵はポストカードで欲しい!ポストカードブックとか出ないかしら。 次が愛媛三部作の最後。気の強いロシアンブルーの赤名リカ(名前!)、再登場はあるのか気になるところ。

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早見和真

1977年神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。同作は映画化、コミック化されベストセラーとなる。15年『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を、20年『ザ・ロイヤルファミリー』で第33回山本周五郎賞と2019年度JRA賞馬事文化賞を受賞(本デー

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