ホモ・サピエンスは反逆する 朝日文庫

日高敏隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022620163
ISBN 10 : 4022620161
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
追加情報
:
256p;15

内容詳細

日本の動物行動学の先駆けとして長年活躍してきた著者が、1950年代から70年代にかけて書いたエッセイを復刻。さまざまな動物や昆虫の生態を通して、人間が特別な動物であるというのは驕りだというメッセージは、時を超えてますます響いてくる。著者の原点とも言える一冊。

目次 : 愛の神話/ 人間についての覚書(代理本能論/ 悲しき天性―攻撃衝動/ 動物における記号行動/ 虫が付いてこそ本物のリンゴだ/ 赤んぼの角度/ 花鳥/ 飛行機が虫けらに学ぶもの/ スタインベックの「生物学」/ 地球の安全/ 人類は滅びるか)/ チョウ―その世界(シデムシからチョウへ/ チョウという昆虫/ そよ風がないときチョウは死ぬ)/ さかだちをしてはならない(「博物学」的な思考/ いわゆる「基礎」/ 人間の生物学の示唆するもの/ フランスの動物学/ 犬学は何をするところか)/ 生態学をめぐって

【著者紹介】
日高敏隆 : 1930年東京都生まれ。東京大学理学部卒業、理学博士。動物行動学者。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長を歴任。2000年に南方熊楠賞受賞、08年に瑞宝重光章受章。09年11月逝去。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さきん さん

    動物学や博物学は中々役に立つとは思ってもらえず、生態学の方が先に評価されてきている。著者は動物行動学の専門家で、最初はホルモン、フェロモンが動物行動に与える影響を調べていたが、今はホルモン、フェロモンから外れて、人間以外にも高い社会性を見出して研究している。その内、植物の社会性も研究進んでいくかと期待。ホモ何とかというタイトルは特にハラリが出てきてから流行っている印象。

  • でろり〜ん さん

    ホモ・サピエンスが、というより著者が反逆しているような内容でした。これまで読んだものとはカラーが違っていて、興味深かったです。1970ごろのエッセイで、著者が40歳ぐらい。文章も若い感じでした。アカデミックな世界観に対する警鐘がほとんどでしたが、生物の神秘とかって、数百年、数千年単位では、どうもね、とらえきれないものなんでしょうね。学者個人が、これから分かろうとしている内容について、真剣に考察してる。後を継いでいる人って誰なんでしょう。そもそも居るんでしょうか。てふてふは手紙の役目を果たしてくれますかね。

  • 小早川 さん

    ジャケット買いならぬ表紙とタイトル買い。

  • DRYM_8 さん

    チョウの話が興味深かった。196~70年代に書かれたものも含まれているのに、そこまで時代を感じさせないところがおもしろい。(もちろん古めかしい表現もある。)小さくてムクムクしたものを可愛いと思う心理はほかの哺乳類にも共通。

  • T さん

    P29 チンパンジーに探索を禁止すると、<退屈のあまり>精神的な障害をきたし、病気になったり異常な行動をはじめたりして死んでしまうのである。

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人物・団体紹介

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日高敏隆

1930‐2009。東京生まれ。動物行動学者。東京大学理学部動物学科卒業。学生時代は岩波書店でアルバイトをしながら、夜は大学で研究をつづけた。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所所長、京都市青少年科学センター所長などを歴任。1982年に日本動物行動学会を創設し、

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