読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• まこみん さん

  読了日：2021/04/24

  戦後から代々引き継がれる殺し屋､久遠と朔｡現代から時代を遡り､ラストは未来編｡物語は殺伐とした殺しの場面ではなく､彼らと依頼人とターゲットとの心情溢れたどこか穏やかで哀しい雰囲気｡「この世は理不尽と悔しさと涙でできている｡でもその隙間に宝石が嵌まっている｡幸せという宝石だ｡久遠はその宝石を磨く」第４話と約80年後の第５話の繋がりが嬉しい｡

• momi さん

  読了日：2020/11/06

  「誰かを救う殺しであれ…」そう普通の殺し屋ではない優しい殺し屋「クドウ」その世界で名を轟かせている彼は…本当に殺し屋だったのかな？と…。この世の誰よりも命と向き合ってきた者たちだと思います！！殺し屋の願いを知り、名に込められた思いを知り、優しさと愛を知り…繋いできた思いを知り…受け継いで…数えきれないほどの罪を背負ってきた者たちの強い思いに心を動かされました！！この世には「もしも…」の世界はどこにもない…。だから…ありふれた毎日を…ただ穏やかに生きる幸せを噛みしめたいと思います！！

• ゆきちん さん

  読了日：2020/12/05

  伝説の殺し屋、久遠（くどう）継がれていくこの名を持つ者5人の話。それぞれの時代のお話ね。くどうは、殺しに5つのルールを持ち、当人、望と、弟子または弟の朔で殺しを実行する。 �@依頼人には必ず会うこと�A苦しませずに殺す事�B絶命するまで目を覗き続けること➃誰かを救う殺しであること…5つめはヒミツ　スゴイね、雰囲気があって良かったよ。ちょっぴりミステリーになってる。罪を背負って生きる孤独な者たちの話。読んでみませんか？

• rosetta さん

  読了日：2020/12/09

  ★★★✮☆五つの短編集。久遠（くどう）と名乗る代々伝わる殺し屋の一族。血縁とは限らず師弟関係からも流れは続いていく。誰かの幸せの為でなくては殺さないと言うルールに則り必ずしも依頼の通りに殺すとは限らない、ちょっと変わった殺し屋。そんな設定だから殺し屋の話なのに殺伐とはしないでどこかハートウォーミング。2019年から1991、65、45年と一族の歴史を初代まで遡り、最後は2040年未来の話で終わる。悲しさと優しさを纏った美貌の一族。彼等の咥える甘い香りの煙草の匂い。

• あじ さん

  読了日：2020/12/08

  殺し屋たちの一世紀を脈々と綴る系譜小説。久遠(役)と朔(役)がいて五つ縛りの掟があって──。それぞれの時代にワープする度、小出しにされる彼らの関係性を掬い上げた。夜霧のように輪郭のない雰囲気が好き。★3.2/5

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

• 北方謙三『水滸伝』シリーズ 集英社文庫 主演：織田裕二にてWOWOW連続ドラマ化！北宋末期、汚濁しきった政府を倒すため、立ち上がった漢たちがいた――。北方謙... |21時間前
  
• 柚木麻子「anan」の連載が待望の書籍化『柚木麻子のドラマななめ読み！... 2014年から10年以上にわたって続く『anan』の連載が待望の書籍化！稀代のドラマ好き作家・柚木麻子が『東京ラブス... |23時間前
  
• 谷村新司の初詩集『夢のその先』 さだまさしからの特別メッセージ掲載。50年のアーテイスト活動の中で日本の音楽史に燦然と輝く、谷村新司が愛した日本語で... |23時間前
  
• 「美しい彼」シリーズ最新刊『儘ならない彼』 実写ドラマも大好評を博した凪良ゆうの大人気シリーズ、待望の最新刊！10月25日発売予定 |2日前
  
• 東野圭吾 「白鳥とコウモリ」シリーズ最新作『架空犯』 『白鳥とコウモリ』の世界再びーシリーズ最新作。11月1日発売予定 |2024年09月05日 (木)　17:00
  
• 氷室冴子の伝説のシリーズ『銀の海 金の大地』復刊！ 『なんて素敵にジャパネスク』などで一世を風靡し、多くの読者たちを魅了した氷室冴子の大河シリーズ『銀の海　金の大地』（... |2024年09月03日 (火)　10:00