最新ベスト・ミステリー 奸計の遁走曲

日本推理作家協会

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334915049
ISBN 10 : 4334915043
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
436p;19

内容詳細

ミステリーの最前線で驚きと興奮が響き渡る!豪華15作家による珠玉のアンソロジー!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まこみん さん

    15人の作家さんの内、お初は3人。知念さんの「震え」新津さんの「妻の罪状」米澤さんの「片恋」が特に好みで、既読だった一穂さんの「花うた」と降田さんの「名前のない薔薇」もやっぱり良かった。震えは、鬱病とてんかん発作の病を持つ被疑者を精神鑑定医の影山が下す診断。事故の奥に隠された思惑に驚く。妻の罪状は、義母と夫の介護に疲れた妻が二人を手にかける。自身もヤングケアラーの過去を持つ、彼女の弁護士が事件の細部を明確化していく。片恋は、何処までも美しく儚げな姉と対照的な妹の確執と歪な信頼。読み応え十分な一冊だった。

  • sayuri さん

    『陥穽の円舞曲』に続く二ヶ月連続刊行の第二弾。今回も名立たる作家15名が勢揃い。2019年〜2021年に発表された短編作品を厳選したものなので、お目当ての一穂さん、新津さん、降田さんのお三方の作品は既読だったのが残念。面白かったのは、まだ単行本に未収録の知念実希人さんの『震え』。以前読んだ『十字架のカルテ』の精神鑑定医・影山司と医師の弓削凛、懐かしい二人にまた逢えた。交通事故を起こした大学教授の心の闇を暴いていく影山。その沈着冷静ぶりと人間味ある姿が胸を打つ。米澤穂信さんの『片恋』も毒々しくて面白かった。

  • さっちゃん さん

    豪華メンバー15人によるアンソロジーの下巻(予約の都合でまずはこちらから)。既読のものも多いけれど、さすがに選りすぐりの短編集だけあって読み応えは抜群。既読のものも含めてじっくり味わった。大山さんの『ワトソン力』や知念さんの『十字架のカルテ』の新作を読めたのは嬉しかったし、青柳さんの『令和忍法帖 天高くアルパカ肥ゆる』や米澤さんの『片恋』も良かった。初読みとなる一橋さんの『花うた』も、往復書簡形式で想像力を掻き立てられて素晴らしい余韻が残った。上巻の『奸計〜』も楽しみ。

  • ひさか さん

    2022年12月光文社刊。2019〜2021 年に発表のものから30編を選択して、15編ずつ2冊のアンソロジーに収録。先行刊行した陥穽の円舞曲に続く2冊目。選出の巧みさには脱帽。奇跡のような多彩さは豪華に尽きる。楽しめました。1冊目と面白さが、随分と違う(1冊目はイマイチ)のですが、何故だろう?偶然かな。不思議だ。

  • rosetta さん

    ★★★★‪☆3年に1度出る15人の作家さんのアンソロジー。新津きよみだけが単行本からの採録で他は雑誌などに載って単行本にはまだ未収録。初読みは一穂ミチさんだけだけど過失致死で兄を殺された女性と犯人との往復書簡、アルジャーノンの風味でなかなか良かった。いつも何を読んでもガッカリさせられる知念実希人は本領の医療ミステリーではさすがに真っ当。他のタイプの小説なんか書かなければいいのに、そっちの方面の才能ないんだから。真藤順丈は『宝島』のスピンオフ。他もオキニの作家さんばかりで嬉しい1冊。

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