トネリコの王 ヒーロー文庫

日向夏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784072921845
ISBN 10 : 407292184X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
366p;16

内容詳細

「薬屋のひとりごと」の日向夏の待望の新作。未来世界で第2の人生を送る少年とその世話をする少女を通じて理想と現実、存在価値が描かれる。

目が覚めると新世界にいた。
巨大な木の中で眠り続けていた紫郎は、目の前にいた空色の髪の少女から前時代の生き残りであることを知らされる。
核兵器も、地球温暖化も、エネルギー問題もなくなったそこは、波動係数収束管理システム、通称世界樹によって支配された未来だった。
そこには人間のほかに、それに従属するために生まれた生体型人造人間もいた。困惑しながらも常識の通じない未来世界を理解し、順応していこうとする紫郎。眠る前の記憶もまた、その生活は緩やかで安寧で退屈な毎日の中で過去のものとなっていく。その矛盾に気づかぬままに-----。
「薬屋のひとりごと」の日向夏の待望の新作は近未来ファンタジー。理想と現実、そして己の存在価値が炙りだされていく。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Yobata さん

    紫郎は目が覚めると300年以上の未来にいた。コールドスリープで寝ていたらしく、この新世界はバイオロイドという生体人造人間達がユグドラという世界樹によって生きる理想的な近未来の世界で、紫郎はなんと都市一つの管理者だという。現代理のエキドナとの会合などを終えるも理想的な都市の中に違和感を感じ…。やはり近未来になっても階級差別ってのは無くならないんだよね…まぁロボットや人造人間などの技術進歩によって人間に従う生命体が生まれるんだからそういう意識も生まれるのもわからなくもないが…。バイオロイドを忌避していて、→

  • ふじ さん

    ※別データに改めて投稿スミマセン※薬屋のひとりごとの人だったので。近未来SFに男子中学生ウケ良さそうな主人公&女キャラをまぶした感じの作品でした。正直そこまで面白い…!てはならなかったのだけれど、、薬屋のひとりごとは面白かっただけに肩透かし。巷の評価が気になるところ。

  • まりも さん

    これは結構面白い。主人公は350年後の世界で目覚め神託者として祭り上げられる。ヒーロー文庫にしては珍しい懐かしい感じのするSF作品でした。話の展開、キャラの配置も見事でこれで終わらせてもいいけどシリーズ化するとさらに世界を広げれそうな感じがして面白いですね。小説家になろうの作品をそのまま文庫化させるのではなくこういったテイストの作品を出してくれるというのはうれしい。

  • accept さん

    目が覚めたら350年後の未来だった……、ベタ故に好きです、こんなSF。古典的な設定に今時なラノベキャラクターが程よい新鮮味を与えてくれる。世界観の作り込みも良く、続編があるなら読みたいと思わせる魅力のある作品でした。ただ、所々テンポが悪く、多少のかったるさを感じるのはマイナスポイントか。

  • サキイカスルメ さん

    これは面白い。目覚めたら352年後の世界だった主人公紫郎が、世界と自分を知っていくお話。未来の世界は異世界のように劇的に変わっていて、それを紫郎と一緒に知っていくのが面白かった。表紙の子ラピスとは恋愛的な要素はないのでご注意を。私は家族ものが好きだから全く問題ありませんでしたが。ヒロインはマリヤですね、うん。お話が綺麗にまとまっていたのもよかったです。ただシロウが残した意味深な言葉が気になるなぁ。続きが出たら読みます。ヒーロー文庫は初でしたが、他のも読んでみようと思うくらい面白かったお話でした。

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日向夏

『薬屋のひとりごと』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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