南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生

新井素子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758414326
ISBN 10 : 4758414327
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
追加情報
:
464p;19

内容詳細

あたし、高井南海は超能力者!今までは階段やらアチコチで転ぶため「粗忽姫」と呼ばれていたけど、実は転ぶことでこの世界の各所にある“空間のヒビ”を修復していたのだ!そのヒビを靄として感知できる御曹司の超能力者・板橋さんと組んで、この世界(とりあえず練馬区から)に存在する歪みを修復し、物体を治す力を利用して、世界を救うために働き出したのだ!

【著者紹介】
新井素子 : 東京都練馬区生まれ、立教大学ドイツ文学科卒。1977年、都立井草高校在学中に、「あたしの中の…」で“奇想天外SF新人賞”佳作入選、これがデビュー作となる。99年『チグリスとユーフラテス』で第20回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ねこ さん

    おもしろかったです。著者の新井素子さんは随分前に「ひでおと素子の愛の交換日記」というエッセイ以来です。(彼女が学生時代で吾妻さんのイラスト付)本書でも、やっぱりSFしてますし、世界観や考え方が相変わらず素敵です。図書館で借りた時、本の厚さにびっくりしました。450ページを超えています。…でもとってもスラスラ楽しく読めました。カテゴリーとしてはラノベ?SF小説?私にはハッキリ分かりません。あっ…感想ー主人公の南海(みなみ)ちゃんが真っ直ぐで、前向きで、明るくて、ちょっと不思議で可愛くてとっても良かったです。

  • ままこ さん

    うわぁ。冒頭からいかにも素子さんらしい独特の文体。粗忽者の南海ちゃんは転ぶ回数が半端ない。命の危険がある転び方もする。なのに怪我は軽傷。それには特殊な能力が隠されていた。ある日この能力を活かす仕事のスカウトがきて…。独自の倫理観が展開される素子ワールド。甘さとツッコミどころありのSFファンタジー。謎が残されてるので続編がありそう。

  • よんよん さん

    全く奇想天外なお話で、楽しかった。ありえないんだけど、もしそんな超能力を持った人がいたら面白いだろう。そしてその力、悪用することなく南海ちゃんが使うのだから。サクッと読みました。

  • よっち さん

    常に転んでばかりで周囲に粗忽姫と呼ばれる高井南海。その特異体質に気づいた御曹司の超能力者・板橋さんと組み、「世界と人々を救う」仕事に乗り出す現代ファンタジー。実は転ぶことでこの空間の各所にあるヒビを修復していたことを、そのヒビを靄として検知できる板橋さんに教えてもらい、副作用で物体を治す力を利用する「修復課」を立ち上げる二人。練馬区・板橋区あたりの靄を探す展開は傍から見たら怪しさ満載で、何でも直していけばそういう発想になるよな…とも思いましたけど、着想から結末まで著者さんらしさがよく出ていると思いました。

  • tetsubun1000mg さん

    高校時代にデビューした新井素子さんだが、タイトルと表紙からライトノベル系だと思って手を出してませんでした。 立教大独文科卒という文系だというのも以外です。 スマホもあまり使わずQRコードに至っては訳が分からんと毛嫌いするレベルだとか。 先日読んだ「定年物語」によると題材と構成、登場人物を設定してから、説明文章にならないように前ぶりを入れていくという書き方と言われたことがよく分かる内容。 ファンタジー風でありながら、魂や死後からの再生の問題点など深く考えられている。 展開も読めないし大変楽しめる本でした。

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人物・団体紹介

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新井素子

1960年東京都生まれ。立教大学独文科卒業。高校時代に書いた『あたしの中の…』が第一回奇想天外SF新人賞佳作となり、デビュー。81年『グリーン・レクイエム』、82年『ネプチューン』で連続して星雲賞を受賞、99年『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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