新井満

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本

DVD付き絵本 希望の木

新井満

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基本情報

ジャンル
：
文芸
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784809031731
ISBN 10 : 480903173X
フォーマット
：
本
出版社
：
東京法令出版
発行年月
：
2015年05月
発売国
：
日本
その他
：
DVD付き
共著・訳者・掲載人物など
:
新井満, 山本二三 ,  
追加情報
:
５０ｐ；22X31

内容詳細

2011年3月11日の東日本大震災は、私たち日本人が遭遇した未曽有の大災害です。 この大災害がもたらした被害は甚大なものですが、 私たちは希望を持って、明日や将来に向かって立ち上がらなければなりません。

ここに、大災害の象徴的存在があります。 陸前高田市、高田松原の7万本の松の木の中で、災害時ただ1本生き残った この木をモチーフに、 多くの読者に感動を与えています。わたしたちはこの原作をもとに絵本を製作します。

製作趣旨に賛同してくださった原作者をはじめ、多くのみなさまの 熱い思いの結晶となる絵本です。

東日本大震災から数年経ち、この間にあの出来事が少しずつ忘れられ、風化していくなかで、 本書をとおして、震災の事実といのちのバトンを継いでゆく決意を人類普遍のメッセージとして届けます。

本書は、感受性豊かな子ども達の心に”いのちの大切さと生きることの尊さ”という種を 残す事ができると考えております。 そして、子ども達だけでなく、日本全国ひいては世界の人々の心にその種を届けるために、 本書を発行いたします。


レイラは、夢をもつことにしました。自分のいのちを伝えること。
両親からもらったいのちを、今度は子供たちへ、そして孫たちへと、
次々に伝えてゆくのです。過去から手わたされてきた「いのちのバトン」を、
今度は未来へ手わたすのです。（本文より一部抜粋）

陸前高田市、高田松原の7万本の松の木の中で、災害時ただ1本生き残った「奇跡の一本松」。
1本だけ残った松が、次世代にかろうじて手渡すことができた命。
その「奇跡の一本松」を擬人化した「少女レイラ」の物語は、命が過去・現在・未来と続いていくことを伝えていきます。
（著者：【文】新井満　【絵】山本二三）

付属DVD 登載内容紹介（予定）
① 陸前高田の過去・現在・未来
・陸前高田の位置を子どもたちに理解してもらうための映像
・在りし日の陸前高田
・賑わっていたころの高田松原
・あの震災でたった一本の松を残して
・町も一本松も復興へのみちをたどっています
・今、未来の街を想像しています。
② 奇跡の一本松と陸前高田に関わった人々
③ 絵本読み語り用映像
④ 『絵本・希望の木』テーマソング「いのちのバトン」ミュージックビデオ
（DVD制作：株式会社サンフォニックス）

※出版社都合により、内容が変更になる場合がございます。

【著者紹介】
新井満 : １９４６年、新潟市生まれ。作家、作詞作曲家、写真家、日本ペンクラブ顧問、長野冬季オリンピック開閉会式イメージ監督など、多方面で活躍中。小説家としては、１９８８年『尋ね人の時間』（文藝春秋）で芥川賞を受賞。２００３年に発表した写真詩集『千の風になって』（講談社、朝日新聞出版）と、それに曲を付け、自ら歌唱したＣＤ『千の風になって』（ポニーキャニオン）は、現在もロングセラーを続けている。２００７年、同曲でレコード大賞作曲賞を受賞

山本二三 : １９５３年、長崎県五島市出身。テレビアニメーション「未来少年コナン」（１９７８）で自身初の美術監督を務め、以降「天空の城ラピュタ」（１９８６）、「火垂るの墓」（１９８８）、「もののけ姫」（１９９７）など、美術監督として数々の名作に携わった。迫力ある独特の雲の描き方でも知られ、ファンの間では「二三雲」と呼ばれている。また、「時をかける少女」（２００６）で第１２回ＡＭＤ　Ａｗａｒｄ’０６大賞／総務大臣賞を美術監督として受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • 雨巫女。@新潮部 さん

    読了日：2015/05/11

    《書店》奇跡の一本松が、絵本に。一本松が、みんなに守られたから、生き残った。希望の木になった。でも、今の姿は、私は切ない。

  • おはなし会　芽ぶっく　 さん

    読了日：2018/12/26

    東日本大震災で奇跡的に残った高田松原の一本松。『奇跡の一本松』と共に読む。

  • チｨ★ さん

    読了日：2015/05/28

    本屋で見かけて立ち読み。ジブリの人か～と思って内容知らずに手に取ったら、東日本大震災の話だった。立ち読みしながら泣いたらやばいと思って流し読み。いつか完全に復興して、震災を知らない子たちが出てきても、こういう絵本で次の世代に語り継がれていくんだろうな、としみじみ。

  • 松宇正一 さん

    読了日：2015/05/11

    東日本大震災の象徴的なシーンの一つ、高田松原で唯一生き残った「奇跡の一本松」の物語。7万本の松の木と生き残ったたった一本の松の木の切ないほどの命の繋がりが、ストレートな実感として胸に迫ってきます。「命のバトン」の重み、それを育み後世に伝えようとする陸前高田の人々の営み、生きるとはどういうことか、親子・家族の意味、そんな決して忘れてはならない東日本大震災についての様々なことを胸に刻むにはこの上ない一冊。むしろ大人の心をこそ強く打つ感動が心地よく、明日を生きる活力にも。文句なし★★★★★つ。

  • nago さん

    読了日：2017/03/11

    大震災から6年。DVDも視聴。陸前高田で一本だけ津波に流されずに残った松林の松からのおはなし。なぜ自分だけ残ったのか、から、命のバトンをつなげるようになるまで。DVDの、コカリナの音がとてもいい。おはなし会でも使っていいという、読み語り用映像もよかった。歌付き。

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