楽園とは探偵の不在なり

斜線堂有紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152099617
ISBN 10 : 4152099615
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
追加情報
:
320p;20

内容詳細

二人以上殺した者は“天使”によって即座に地獄に堕とされるようになった世界。探偵・青岸焦は「天国が存在するか知りたくないか」という大富豪・常木王凱に誘われ、常世島を訪れる。そこで彼を待っていたのは、起きるはずのない連続殺人事件だった。『私が大好きな小説家を殺すまで』『恋に至る病』の俊英が挑む、渾身の本格ミステリ。

【著者紹介】
斜線堂有紀 : 上智大学卒。2016年、『キネマ探偵カレイドミステリー』で第23回電撃小説大賞メディアワーク文庫賞を受賞してデビュー。著書多数。他に、漫画原作やボイスドラマ脚本も担当するなど幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    「ミステリが読みたい!2021年版」国内篇 2位、 「2020年週刊文春ミステリーベスト10」国内部門 第3位、 「2021年 本格ミステリ・ベスト10」国内ランキング 第4位、「このミステリーがすごい!2021年版」国内編 第6位ということで、期待して図書館に予約し、漸く読めました。斜線堂 有紀、初読です。悪魔の様な天使が降臨・跋扈する世界の孤島ミステリ、舞台設定の割にはミステリ自体はノーマルで、ここまで高評価なのは、納得できませんでした。天使の肉は絶対食べたくありません(笑)

  • 麦ちゃんの下僕 さん

    [孤島の惨劇2020A]島:常世島(行くのに船で4時間)◇2人殺した人間は「天使」によって地獄に引きずり込まれるという世界…斜線堂さんはまたとんでもない設定を生み出しましたね(笑) 同一人物による連続殺人が不可能なはずの世界で、島に集った11人が半減してしまうという「惨劇」の真相は、個々の事件の“ハウダニット”といい、それらが積み上げられて見えてくる全体像といい…実に驚異的で魅力的です!エピローグも感涙もの!そして斜線堂さんが提示する「神とは?」「天国とは?」「探偵とは?」という哲学的な問い…深いですね!

  • うっちー さん

    二人以上殺せないといった中での連続殺人トリック。設定も動機も非現実的でした

  • cinos さん

    今話題の特殊設定ミステリ。二人殺すと天使によって地獄に引きずり込まれる世界の孤島で、連続殺人事件が起こります。本編以上に探偵チームがすごく素敵で、その話が読めないことがとても残念です。井戸のトリックや名前の付け方が『屍人荘』を思い浮かべました。天使が可愛くないのが独特だと思いました。

  • Makoto Yamamoto さん

    二人以上殺した人間は「天使」によって、地獄に堕とされる(焼き殺される)を縛りとして、密室(孤島)で殺人事件を解決するのがテーゼ。 「天使」をグロテスクな形にしたのが一番ヒットかもしれい。主人公青岸焦の語りが長く、入り込めず苦慮。 面白い設定であり、合う人に合う小説だと思う。 今回はチョット合わなかった。残念。

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