基本情報
内容詳細
スターリニズムは二十世紀の遺物ではない。北方領土に居座るロシア、拉致に加えて核・ミサイル発射に血道を上げる北朝鮮、南シナ海を軍事化し、尖閣諸島奪取を狙う中国、いずれも核を持ち、絶え間なく日本に牙を剥き続けている。本書を、独裁国家を理解する一助としてお読み戴けるのであれば、望外の喜びである。
目次 : 第1部 地上の赤い神―大祖国戦争から終戦(開戦前夜の謀略―独裁者が独裁者を眠らせた/ 警鐘は無視された―「戦争を煽る奴は銃殺だ」/ ドイツ軍の侵攻―「ヒトラーはこれを知らないのだ」 ほか)/ 第2部 覇権への道―冷戦とソ連帝国(崇拝の絶頂―毛沢東が「偉大な師」と称えた/ 毛沢東の恋文―「あなたの下に馳せ参じたい」/ 中ソ同盟―「チベット攻撃、結構なことだ」 ほか)/ 第3部 暴虐の荒野―粛清と死(ツァリーツィンの夜―農民銃殺の後に愛を交わした/ 農民大弾圧―レーニンがテロルの“教科書”を示した/ ひまわりと月見草―華麗なトロツキーに敵意抱く ほか)
【著者紹介】
斎藤勉 : 産経新聞論説委員。1949年、埼玉県生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業。産経新聞社に入社後、水戸支局、社会部、外信部を経てテヘラン特派員、モスクワ支局長、ワシントン支局長、外信部長、正論調査室長などを歴任。常務取締役東京編集局長、取締役副社長大阪代表、論説顧問等を経て、2022年から現職。ソ連とロシアに特派員として通算約8年半在住し、一連のソ連・東欧報道でボーン・上田記念国際記者賞(89年)、「ソ連、共産党独裁を放棄へ」のスクープで日本新聞協会賞(90年)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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