K町の奇妙なおとなたち

斉藤洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784037271503
ISBN 10 : 4037271508
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
221p 19cm(B6)

内容詳細

ベティーとよばれるなぞめいた女性、銭湯で潜水艦の乗組員になりきる中年男、過去を背負うアパートの管理人一家。昭和30年代、東京のはずれのK町。あのころあの町にはこんな人びとがいた。少年期の追憶。小学校高学年から。

【著者紹介】
斉藤洋 : 1952年、東京都に生まれる。中央大学大学院文学研究科修了。現在、亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を、1988年にはその続編『ルドルフともだちひとりだち』(講談社)で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞

森田みちよ : 愛知県生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 糸車 さん

    2020年11月子供の本の読書会課題本。不思議な味わい。昭和世代にとって何か懐かしい雰囲気で、最初さらっと過ごすとあれっ、ちょっと待ってと考えてしまう箇所があちこちに。そもそも少年の父の稼業はなんなんだ。モンモンのあるおじさんに子供を預けて何をしている?行きは電車で帰りはタクシー、母、何を隠している?分からないことがありすぎる。でも大人たちが少年に優しいのが伝わり、この不思議ワールドがあたたかいものにしている。同じ事象にメンバーそれぞれ違う解釈をしていて、話が盛り上がった。楽しい。

  • ★YUKA★ さん

    そういえば、子供の頃って不思議な事がいっぱいありました。大人になった今、「あの時のあれは○○だったんだな!」とわかる事もあれば、今でも「あれは何だったんだろう?」と判明出来ない事も。 そんな子供時代を思い出すような一冊でした。

  • 竹園和明 さん

    昭和30〜40年代に幼少期を過ごした著者が子供ながらに不思議に感じた事を綴った短編集。昔の大人たちが交わす会話や慣習などの不思議を当時の子供目線から描く。エピローグにこんな事が書かれている。“子供の頃、ゆっくり走る列車の窓から六地蔵の陰にキツネが一匹いるのを見た事がある。見たかも知れないし実際にはいなかったかも知れない。しかしもしあの時乗っていた列車が時速250キロで疾走する新幹線だったら、キツネどころか六体の地蔵像にすら気づかなかったかもしれない。”いい話が11話、載ってます。

  • たまご さん

    この時代,日本国としてノスタルジックな時代,ツボです〜.その時代暮らす日々の中で,「なんだったんだろう」と子供にとって(大人にとっても)理由がわからないことの数々.ちょっとしたことだけど,同様のことは誰の子供時代にもあったのでは. この時代,子供と大人の領分がきっちりわかれていて,大人も子供にすべては説明しない,ある意味子供に親切でない時代だったのかもしれませんが,わからないことや時間が解決することがあるよ,と教育されていた気もします. 町の人々の主人公に接する態度も,不思議良いですね.

  • 杏子 さん

    文字通り、K町の奇妙なおとなたちについて書かれた本。不気味な話や何とも説明のつかない話があったり… でもそれは子どもにはわからない理由でなされたことだったのかもしれない。後になって解明する謎もあれば、ずっと解けない謎もある。斉藤さんの少し淡々とした語り口がまたそれを助長させているようで、とても面白く読んだ。自分の子どもの頃に出会ったいろいろな、事情のわからない出来事など思い出して…。単なる思い出に過ぎなくても、記憶は鮮明で、ふとした瞬間に蘇ってくる今はなきものたち… 人や物や場所等々。ちょっとノスタルジッ

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斉藤洋

昭和27年、東京生まれ。おもな作品に、「ペンギン」シリーズ、『ルドルフとイッパイアッテナ』

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