半導体有事 文春新書

文藝春秋編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166613458
ISBN 10 : 4166613456
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

世界中で、半導体の製造能力をめぐる激烈な競争が起きている。なかでも2022年10月7日に米国が発表した対中輸出規制は、この先中国で半導体がつくれなくなるという異次元のもので、「台湾有事」を誘発する危険性を秘めている。半導体と人類の未来はどうなる?

目次 : 第1章 米国による対中規制と「台湾有事」/ 第2章 半導体とは何か/ 第3章 半導体の微細化を独走するTSMC/ 第4章 クルマ用の半導体不足はいつまで続くのか/ 第5章 世界半導体製造能力構築競争/ 第6章 日本の半導体産業はまた失敗を繰り返すのか/ 第7章 日本の強み 装置は材料は大丈夫か/ 第8章 半導体と人類の文明

【著者紹介】
湯之上隆 : 1961年生まれ。静岡県出身。京都大学大学院(工学研究科修士課程原子核工学専攻)を修了後、日立製作所に入社。以後16年にわたり、中央研究所、半導体事業部、デバイス開発センタ、エルピーダメモリ(出向)、半導体先端テクノロジーズ(出向)にて半導体の微細加工技術開発に従事。2000年、京都大学より工学博士授与。現在、半導体産業と電機産業のコンサルタントおよびジャーナリスト。微細加工研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鈴木拓 さん

    かつて石油が戦争の引き金になったが、今、半導体が新たな火種となる可能性がある。今や半導体がなければ私たちの生活は成り立たない。しかし、最先端の半導体製造を巡る争いは、国同士の争いにも発展しているかに見える。その中で日本の取り組みを顧みると、無謀とも思える巨額な公費が投じられ、希望的観測のみが報じられている。半導体とはどんなものか、その製造を巡る競争の現実、そして起こり得そうな未来、さらにはあるべき姿の提示、理想と現実が入り混じる半導体の世界について理解が深まる良書である。

  • kk さん

    図書館本。先端的な半導体やその製造装置等をめぐる各国間の熾烈な囲い込み合戦の状況、我が国半導体産業の惨憺たる実情、さらには政府による産業強化策の危うさなどを技術者的視点を交えながらわかりやすく説明。もともと半導体の「は」の字も知らないkkですが、この本を読んでちょっとは視界がクリアになった気がしました。

  • Satoshi さん

    TSMCの熊本工場新設、トヨタ・NTT・SB・ソニー等によるラピダス設立など日本国内の半導体復権の動きが活発だ。本書は現状の半導体製造、材料、製造機械の世界的な動きを紹介しつつ、上記を含めた日本の半導体政策の迷走を客観的に記している。驚かされる内容が多く、半導体製造の分野ではTSMCに追尾することすら絶望的であるとは思いもよらなかった。

  • まる@珈琲読書 さん

    ★★★★★ ■半導体の元・技術者の視点から現在の半導体の動向について書かれている。半導体については納得だが経済全体や自動車産業については情報が不足していると感じる部分も。あらためて半導体製造受託企業のTSMCの強さや日の丸半導体が衰退した原因の一部を垣間見ることできた。 ■メモ:ラピダスが一足飛びに2nmの生産をするのは不可能。2nm半導体を発注する企業がいるのか。日本は、半導体製造装置と材料で勝負すべき。経産省が出てきた時点で負け戦というジンクス。TSMCはEUVで圧倒的な量の試作をしている。

  • RED FOX さん

    「なぜ日本半導体産業は凋落したのか、日本の希望の光とは」数百の工程とレアな材料に世界各国が絡む半導体の開発と生産が大変。落ち着こう欧米日中台。ウクライナ、露の希ガス供給が無いと2年で生産ラインは止まるらしい。

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