ながみちくんがわからない

数井美治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784776410355
ISBN 10 : 4776410354
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
32p;25

内容詳細

わりきれる、わり算が好きな「わたし」にとって、同じクラスのながみちくんは、何を考えているかわからない、わりきれない男の子です。第37回日産童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞作品。

【著者紹介】
数井美治 : 群馬県出身。群馬県立前橋女子高等学校卒業後、高崎経済大学地域政策学部で地域づくりについて学ぶ。会社員を経て、現在は子育てのかたわら、創作活動を行っている

奥野哉子 : 大阪生まれ。和歌山の山村で育つ。ドイツのアラヌス大学芸術学部絵画科卒業。第26回、第27回、第31回、第32回日産 童話と絵本のグランプリ優秀賞を受賞。第35回講談社絵本新人賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    ながみちくんがわからなくてやきもきする女子の気持ちもちょっとわからない。わからないけど、なんかそれなりに自分で決めたことにまっすぐな人は、小さい時からそのまんまな気が…。ながみちくんのこだわりとは違うけど、自分にもいろんな儀式が存在してたからちょっとわかる気がします。主人公の気持ちの方がわからない自分だったのでした、あはは。

  • みつばちい さん

    割り算ならあまりがなく割り切れるものが好きな私は、ながみちくんがわからない。だから、研究することにした。帰り道ついて行くと、ずっと同じ石を蹴って歩いてる.聞けば自分の中でルールを決めて、その石を家まで蹴って帰るという。しかも家に着いたら、あっさりその石は捨ててて、、?  うーん。勤務校蔵書にしようかと思ったけど私には長道くんが分かりすぎて、むしろこの主人公がなぜわからないかよくわからない。どちらかといえば子どもたちはみんな彼みたいな気持ちなのではないかなぁと思う。だからこの本に子どもは共感しないのでは?

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    よく考えると割りきれる人間なんていなんじゃないかとは思います。 でも、何となくそれ以上気にすることもない友だちの中で、何故か気になる人がいるのはなぜでしょう。 そんなお話です。 疑問が解決した時にミッションが終了するのか、さらに次のステージに向かうのかはわかりませんが、ながみちくんの不思議な行動とこだわりが、自分も気になりました。

  • おはなし会 芽ぶっく  さん

    第37回 日産 童話と絵本のグランプリ童話大賞 刊行されている絵本は読んでいます。なぜか気になる「ながみちくん」自分の気持ちをスッキリしたくて、ながみちくんを研究する女の子。恋愛という前の甘酸っぱい気持ちが伝わってきます。

  • 遠い日 さん

    第37回日産童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞作品。実力者を輩出するこの賞らしい、しっかりとしたテクスト。クラスメイトのながみちくんを観察、研究するわたしの胸の内。その心理の動きが鮮やかで引き込まれる。「わりきれない男の子」ながみちくんの行動の謎。彼のこだわりがちょこっと片鱗だけ覗く。誰の心のうちも本当には理解し得ない、そのもどかしさに捉われながらも、わたしはながみちくんをまんま見たある日のこ放課後。見上げた秋空の広さに、きっとその時ふたりの気持ちは溶け合っていたのだと思う。奥野哉子さんの絵がすばらしい。

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数井美治

群馬県出身。群馬県立前橋女子高等学校卒業後、高崎経済大学地域政策学部で地域づくりについて学ぶ。会社員を経て、現在は子育てのかたわら、創作活動を行っている

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