押川春浪幽霊小説集

押川春浪

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336074409
ISBN 10 : 4336074402
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;19

内容詳細

本書は、明治時代に冒険小説というジャンルの先駆者として活躍し、日本SFの祖とされた押川春浪の作品から、とくに幽霊を題材にしたものを集めた。本書に収めた作品は「万国幽霊怪話」「幽霊旅館」「黄金の腕輪」「南極の怪事」「幽霊小家」の5篇。西洋趣味と怪奇趣味が散りばめられたキッチュな味わいに明治文化の一面をみることができる。巻末に押川春浪関係年譜を付す。

【著者紹介】
押川春浪 : 1876年(明治9)愛媛県松山市に生まれる。本名方存。日本キリスト教界の元老押川方義の長男。東京専門学校(早稲田大学の前身)在学中の1900年(明治33)に、冒険科学小説『海底軍艦』(文武堂)を発表。冒険小説界のスターとなり、数多くの傑作を残し、日本SFの祖と称される。また、雑誌『冒険世界』や『武侠世界』の主筆を務め、後進の作家や画家の育成に尽力。スポーツ社交団体「天狗倶楽部」を結成するなど、スポーツ振興活動を行う。過度の飲酒により、1914年(大正3)に38歳の若さで永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • timeturner さん

    明治の冒険小説作家で日本SFの始と呼ばれる押川春浪の外国を舞台にした幽霊譚集。英米の怪奇小説を自分流にアレンジしたのか、すっきりした結末になっていて読みやすい。軽妙かつ滑稽な文体なので幽霊話なのに笑いながら読んだ。こういう邪気のないものはいいなあ。

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