最新版 論文の教室 レポートから卒論まで NHKブックス

戸田山和久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140912720
ISBN 10 : 4140912723
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
347p;19

内容詳細

目次 : ■はじめに / 【I キミは論文って何かを知っているか】 / ■第1章 論文の宿題が出ちゃった! / 1−1 ヘタ夫くん登場! / 1−2 とりあえずやるべきことは辞書に投資することだ / 1−3 剽窃とは何か?それはなぜサイテーの行為であるのか / ■第2章 論文には「問いと主張と論証」が必要だ / 2−1 論文とはどんな文章か / 2−2 論文を書くときに絶対に忘れてほしくないこと / ■第3章 論文にはダンドリも必要だ / 3−1 論文を書くときに、豪快さんはチトまずい / 3−2 [ダンドリその1]課題の趣旨をよく理解しよう / 3−3 [ダンドリその2]テーマの見取り図になるような資料を探して読む / 3−4 [ダンドリその3]問題をデッチあげるために基本資料をもう一度読む / 3−5 [ダンドリその4]問いをきちんと安式化してみる / 3−6 [ダンドリその5]問題に取り組むための調査を進める / 3−7 教員とハサミは使いよう / ■第4章 論文とは「型にはまった」文章である / 4−1 まずは模倣からアプローチすべし / 4−2 論文の構成要素は五つ / 4−3 アブストラクトとは論文の内容を要約したものである / 4−4 問題提起・主張・論証−本体では三つのことをやるべし / 4−5 型に従うことの意味 / 【II 論文の種をまこう】 / ■第5章 論文の種としてのアウトライン / 5−1 論文は構造化された文章である / 5−2 論文に構造を与えるためにアウトラインがある / 5−3 アウトラインは成長し変化する / 5−4 報告型の課題のためのアウトライン / 5−5 しかし、そもそもアウトラインをどうやって作るのか / 5−6 カテゴリーの階層構造 / ■第6章 そもそも論証ってどういうこと? / 6−1 論証って何だ? / 6−2 よい論証とダメ論証の違い / 6−3 妥当な論証形式の例 / 6−4 ちょっと弱い論証形式の例(1)(帰納的論証) / 6−5 ちょっと弱い論証形式の例(2)(アブダクション・仮説演繹・アナロジー) / 6−6 論証形式を論文に応用する方法 / 【III 論文を育てる】 / ■第7章 「パラグラフ・ライティング」という考え方 / 7−1 パラグラフと段落の違い / 7−2 パラグラフの内部構造 / 7−3 ダメなパラグラフ / 7−4 パラグラフの分割 / 7−5 アウトラインが成長してパラグラフになって、パラグラフが成長して・・・・・・ / ■第8章 わかりやすい文章を書くために / 8−1 わかりやすけりゃいいのか? / 8−2 文章怪奇大事典 / 8−3 語の選び方 / ■第9章 最後の仕上げ / 9−1 注をつけるとカッコイイ / 9−2 引用の方法 / 9−3 最高に面倒くさいのは参考文献 / 9−4 内容がイマイチならせめて体裁だけでもキレイにしてね / 9−5 最後にもう一度だけ読んでよ / ここまでましになったヘタ夫くんの論文 / 練習問題の解答 / ■巻末豪華五大付録 / A 論文提出直前のチェックリスト / B 論文完成までのフローチャート / C ここだけのインサイダー情報:論文の評価基準 / D 「禁句集」――作文ヘタ夫くんの使いがちな表現トップテン+α / E おすすめの図書など / ■旧版へのあとがき / ■新版へのあとがき / ■最新版へのあとがき

【著者紹介】
戸田山和久 : 1958年、東京都生まれ。89年、東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。専攻は科学哲学。現在、名古屋大学大学院情報学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    【定義】論証とは何か。ただ単に「Aなんじゃあ」と言い張るよりは、「A」という主張の説得力を、ちょっとばかり論理的にアップしたい。そのためになされる言語行為が論証である(162頁ゴシック太)。巻末付録のような、ここだけのインサイダー情報:論文の評価基準(316頁)も一読の価値あり。どんな学問分野でも、共通の暗黙の了解、それが論文の形式だろう。私も書かなくなって久しいので、また挑戦したい。できれば、英語で。

  • 本詠み人 さん

    こちらの本じつは2巡目(笑)論文の書き方的な本は2冊持っているのだが、大学図書館に新しく入ったこちらの本を立ち読みして読了。今回レポートを書くために読み返した次第で。作文ヘタ夫君という架空のキャラクターが主人公。ヘタ夫に論文の書き方を教えるていの著者さんは、これまでの教員人生で出会った“へたくそな論文やレポートの筆者”を合成して作り出した(笑)というだけあって、リアルに分かりやすいダメ例を提示してくれている。

  • ねお さん

    最新版が出たと知り早速復習&アップデート。論文はアウトラインを育てていくものである、との本書の核心は変わらず、デジタル化に合わせ情報検索、文献・資料探しの方法が現代化。相変わらず面白おかしく読みやすい文章で具体例が豊富。コロナ禍ではレポート提出が多くなっていると聞くため、大学生やリカレントしている社会人は是非本書を片手に大学の課題をサバイブしてほしい。また言論で成り立つ民主主義社会に生きる全ての人が論理的説得術を身につけるべきとの論に激しく同意。大学教育や論文に無関係と思ういかなる人にもお勧めしたい一冊。

  • Olive さん

    自身社会人大学生だ。日々論文と格闘している。 卒論を前にした今に至っても、日本語のおかしさについて指摘を受けることもある。 一度組んだアウトラインをなかなか柔軟に変えられない。 もう一歩前に進むために、自分には何が足りないのか、論理の組み立て方のどこに問題があるのか、論証の確実さなど、一緒に考えながらすすめていける構成になっている。 論理学や科学哲学でも戸田山先生の本を読んでいたので、役に立った感さらにアップした。 巻末の「豪華五大付録」がまたいい!そして明日から手元に辞書を置いておくことにする。

  • ラウリスタ〜 さん

    論文の書き方本って、卒業論文から修士論文くらいを念頭においていることが多いのだが、本書は明確に大学一、二年生用に振り切っている。一番易しい論文本だ。だから、大学でレポート課題出されて、論文書き方の教科書も渡されたけど、あまり気乗りしない、全然書ける気がしない学生におすすめだ。何度も読み返して、ポイントをチェックする系ではなくて、ヘタ夫くんのダメ論文を徹底的に叩き直して、Aプラスを取れるものに書き換える、実践的で教養小説的(啓蒙的)な、物語性の高い論文本。教科書としてではなく、副読本として勝手に読むべき。

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