「発達障害」と間違われる子どもたち 青春新書INTELLIGENCE

成田奈緒子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784413046657
ISBN 10 : 441304665X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
181p;18

内容詳細

落ち着きのなさ、偏食、パニック、かんしゃく、強いこだわり…もしかすると、発達障害ではなく「発達障害もどき」かもしれません。今、臨床の現場で「診断がつかないのに、発達障害と見分けのつかない症候を見せる子(発達障害もどきの子)」が増えています。本書では臨床経験豊富な小児科医が、子どもたちの間で増える「発達障害もどき」について解説し、そこから抜け出す方法を具体的に伝えます。

目次 : 第1章 「発達障害と間違われる子」が増えている(発達障害とされる子は、13年で10倍に/ 調査のたび増える「発達障害の可能性がある子」 ほか)/ 第2章 「発達障害もどき」から抜け出す方法(「発達障害もどきかも」という気づきは、変わるチャンス/ 脳が発達する順番は、どんな人でも変わらない ほか)/ 第3章 睡眠が子どもの脳を変える(睡眠を変えて「気になる行動が消えた子」がたくさんいる/ 事例5 偏食がなくなり、食べられるようになったOちゃん ほか)/ 第4章 親と先生のスムーズな連携が、子どもを伸ばす(大人たちの「スムーズな連携」が必要/ 親向け 「お子さんは発達障害では?」と言われたとき、どうするか ほか)/ 第5章 子育ての目標は「立派な原始人」を育てること(まずは子どもを原始人に育てよう/ なぜ、自分の命を守れない人が増えているのか ほか)

【著者紹介】
成田奈緒子 : 小児科医、医学博士。神戸大学卒業後、米国セントルイスワシントン大学医学部、獨協医科大学、筑波大学基礎医学系で、分子生物学・発生学・解剖学・脳科学の研究を行う。2005年より文教大学教育学部特別支援教育専修准教授、2009年より同教授。2014年より発達障害、不登校、引きこもりなど、さまざまな不安や悩みを抱える親子・当事者の支援事業「子育て科学アクシス」主宰。これまで35年間にわたり相談に乗ってきた家族は2000組(延べ1万人以上)を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ナミのママ さん

    少子化で子どもの数は減っている。にもかかわらず2006年には全国で7千人足らずの発達障害児が2020年には約14倍の9万人超え。そもそも医療従事者でもない人が心理検査もせずに、安易に発達障害とレッテル貼りをする事に憤りを感じている。長い臨床経験を持つ著者による分かりやすい内容。(職場)

  • 本詠み人 さん

    心理学の勉強をしていて、発達心理学や教育心理学を学び、私たちの子どもの頃より、若しくは私が子育てをしていた頃より発達障害の子どもが多くなってるな…と感じていた。でもそれは発達障害ではなく「発達障害もどき」が多いのでは…と、臨床経験豊富な小児脳科学者はいう。0〜5歳までは脳幹や間脳、小脳、扁桃体などを育てる大切な時期だ。だが現代では大人も子どもも夜型の生活が増え、夜遅くまで寝ない子は朝起きられず、正しい生活リズムが身につけられずに育つ。それが脳の発達にも影響を与え「発達障害もどき」を増やしているようだ。

  • たまきら さん

    読みながら少し困惑しました。…発達障害の定義があいまいになり「あの子もその子も発達障害」状態…?う〜ん、だったら特性と考えて学習の手段を変えればいいのか…?読めば読むほど著者の意図していることがわからなくなってきました。ただ、シンプルな「早寝早起ききちんとごはん」という規則正しい生活がストレスを減らすことは明白です。ルーティンにすれば戸惑いが減りますからねえ…。原始人を見習うのなら、やっぱり昔はなかった農薬などの化学物質にも言及してほしかったなあ…。

  • Die-Go さん

    図書館本。いわゆる「発達障害」と呼ばれる子どもたちの中には、脳機能の問題ではなく生活習慣によって「発達障害もどき」とも言える行動様式を取ってしまうこともあると言う。これは育児の課題も大きくあるよう。被虐対児にも同様の傾向があるように思う。本来伸びるはずのものもが、阻害されてしまっていることは往々にしてあるのだろう。★★★☆☆

  • k sato さん

    親御さん必見!親の生活を改善すれば「発達障害もどき」は治せる!近年、発達障害という言葉が独り歩きし、親御さんの不安を助長している。落ち着きのなさを安易に発達障害と結びつける風潮が嫌いだ。そんな中、発達障害と診断をつけられないが発達障害の兆候をみせる場合を、筆者は「発達障害もどき」と定義している。これは、子どもの脳の大事な部分が育っていないことにより起きる。筆者らの検証によれば、朝日を浴び、十分な睡眠を取り、規則正しい時間に食べることで改善していく。発達障害が13年で10倍に増えたと鵜呑みにするのは早計だ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

成田奈緒子

小児科医・医学博士・公認心理師。子育て支援事業「子育て科学アクシス」代表。文教大学教育学部教授。1987年に神戸大学医学部を卒業後、米国ワシントン大学医学部や筑波大学基礎医学系で分子生物学・発生学・解剖学・脳科学の研究を行う。臨床医、研究者としての活動も続けながら、医療、心理、教育、福祉を融合した新

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品