観察する男 映画を一本撮るときに、 監督が考えること

想田和弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903908731
ISBN 10 : 4903908739
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
262p;19

内容詳細

舞台は牛窓(岡山県)。カメラを回せば――グローバリズム、高齢化、震災の影響、第一次産業の境・・・すべてが映りこんでいた。

観察映画『牡蠣工場』(2016年2月公開)をつくる監督を逆観察。
台本なしの映画づくりの幕が上がる! 映画を観るように読んでください――編集部より

内澤旬子、岸政彦、堀部篤史、各氏推薦! !

【著者紹介】
想田和弘 : 1970年栃木県足利市生まれ。東京大学文学部卒。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ卒。93年からニューヨーク在住。映画作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    著者は映画監督。ドキュメンタリーいや観察映画というらしい。残念ながらその映画はまだ観ていない。のでレンタルで「精神」「選挙」を借りることにした。この本では「牡蠣工場」という映画の制作にいたるまでの経緯と撮影、編集のこと、映画を作る上で感じた日本という国のことを含めたメイキングになっている。まずは映画を観てから感想を追加したい。図書館本

  • わらわら さん

    「牡蠣工場」の映画を見た私としては、舞台がなぜここなのか?や編集のくだりがおもしろかった。ドキュメント映画の核心を観客に感じさせるための構成、好きな場面をカットする(いやぁ見せたいと思うけど)コラムが2話載っている「〜列車の舵取りを託されたのをいいことに、安倍氏は日本人をとんでもないところに連れて行こうとしている。ものすごいスピードで、乗客たちが日々の生活に忙殺され、列車の行き先を確かめることを怠っている間に。〜」映画にも社会風刺、政治風刺が感じられるところがある。映画共々そこが好きである。

  • Amano Ryota さん

    僕には、映画と言うのは一から作るものだ、という先入観がありました。一から作ると言うのは、例えば、監督の頭に撮りたい映画があって、それを世界に再現して撮影する、つまり、創作を現実として表現する営みが、映画撮影なのだと思っていました。しかし、著者の想田和弘さんが行っている観察映画は、目の前にある現実を撮影して、その映像に意味を見出していく過程こそが肝であるように感じます。物語を作るのではなく、元々あった物語に気づいていくと言えば良いのか。上手く言えませんが、それは大変だけど何だか楽しそうだなと、そう思います。

  • Yoko Oishi さん

    観察映画の監督を観察するという、二重構造の本。出発点では何も決まっておらず、とりあえず撮影して編集する中からテーマを発見するというところがエスノメソドロジー的で面白い。撮っている時は何が重要かもわからないまま撮影して、編集によって意味を持たせるという、究極の制約の中で作り上げられる作品、かなり気になる。

  • Rusty さん

    『牡蠣工場』先行上映→トークショー後に購入して読む。トークショーの内容と丸被り、やっぱり『カメラを持て、町へ出よう』を買うべきだったか…と、思ったのは初めの方だけ。次回作の内容や、想田監督自身の来歴も書かれていて、十分価値があった。「競争は身を焦がす落とし穴」「早く編集しなくちゃって焦燥感もあるけど、自然なタイミングでいいと思っている」「Don't discuss,just try!だって、うまく行かない理由なんて分かりっこないんだから」などの姿勢も共感できる。

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