敵兵を救助せよ! 駆逐艦「雷」工藤艦長と海の武士道 草思社文庫

惠隆之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794220707
ISBN 10 : 4794220707
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
397p;16

内容詳細

1942年3月2日、ジャワ・スラバヤ沖海戦のあと、海上には撃沈された多数の連合軍将兵が漂流していた。潜水艦攻撃の危険が残る戦闘海域であったが、駆逐艦「雷」の工藤俊作艦長はただちに停船し、自艦の乗組員数をはるかに上回る422名もの英軍将兵を救助する。まさに海の武士道が発揮された瞬間だった。世界海戦史上でも稀な決断実行だったが、これまでほとんど語られることはなかった。著者は存命の日英の当事者を執念を持って探し出し、当時の状況を本書で鮮やかに再現。歴史の帳に埋もれていた数々の事実を明かした話題の書である。

目次 : 序章 日英海軍のきずな/ 第1章 工藤俊作の生い立ち/ 第2章 海軍兵学校/ 第3章 日米間に暗雲/ 第4章 対米英戦争の序曲/ 第5章 開戦/ 第6章 スラバヤ沖海戦/ 第7章 駆逐艦「雷」の最期/ 終章 敗戦後の工藤

【著者紹介】
恵隆之介 : 拓殖大学客員教授、「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表。1954年、沖縄コザ市生まれ。78年、防衛大学校管理学専攻コースを卒業。同年、海上自衛隊幹部候補生学校(江田島)、世界一周遠洋航海を経て艦隊勤務。82年退官。その後、琉球銀行勤務。97年、米国国務省プログラムにて国際金融、国防戦略等研修。99年、琉球銀行退職、以降、ジャーナリズム活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鐵太郎 さん

    太平洋戦争中、駆逐艦「雷」の工藤艦長が撃沈した英巡洋艦の生存者を救助した美談を中心に、工藤中佐と彼を育てた日本海軍の事を描いた作者渾身の戦記。フォール卿とか英艦「ヴィクトリア」といった記述から始まって序盤であちこちミスが目立ち、読んでいいものか迷ったが、それなりに面白かった。しかし、日本海軍の美点ばかり注目する書き方はいかがなものか。工藤艦長の美談に匹敵する「武士道精神の発露」が他にどのくらいあるのか。 ──これは昭和40〜50年代の本か、と思える我田引水的な書き方に違和感あり。

  • 鋼鉄みかん さん

    著者の略歴を見れば大体察せられると思うが、やや偏りのある記述は否めない。 全体的には余計な記述も多く、一部個人攻撃と思われる所もあるのはやや残念な点である。 しかしながら緒戦の余裕がある時とはいえ、敵兵救助に赴いた工藤艦長の行為が立派なものであることは間違いなく、それを後世に語り継ぐということならば、本書には幾ばくかの価値があるだろうと思われる。

  • choosong さん

    facebookで上がって来た記事で存在を知り、お墓が嫁さんの実家に近いこともあり読んでみることに。 この時代のことを知らない上にたくさん出てくる人物にほとんど頭に入らず。 この本の主人公の成し得たことは素晴らしいと思うが、本としてはイマイチ。 構成に伝えていくのであれば、もっとわかりやすくすべし。 もちろん、前半部分の説明も必要だと思うけど。

  • うののさらら さん

    太平洋戦争中にイギリス兵を救助したことがメインだと思って読んでみたが、工藤艦長の生い立ちに関する記述の方がメインだった。。。

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