戦国の長嶋巨人軍 超次元歴史スペクタクル JOY NOVELS

志茂田景樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408600376
ISBN 10 : 4408600377
フォーマット
出版社
発行年月
1995年04月
日本
追加情報
:
205p;18

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直木賞作家が残したある意味伝説の一冊。な...

投稿日:2021/07/25 (日)

直木賞作家が残したある意味伝説の一冊。なぜかキャンプで陸上自衛隊に体験入隊して訓練を積んでいる長嶋巨人軍、なぜか地震の後に戦国時代に飛ばされていた長嶋巨人軍。そのあたりの説明はあまりないけどあまりの勢いで考えさせる暇を与えてくれないのもある意味、作家の力量というものなのかもしれない。今川郡を戦車でぶっ飛ばし、信長の客将となり、そこから野球を戦国時代に広め始める。シンプルだけど度肝を抜かれ続けるストーリーで最後まで読み通してしまえる。ただ最後はまだ続きそうなのにこの単発だけで終わっちゃうのが惜しい。

ニグンノテイオー さん | 沖縄県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA さん

    長嶋率いる巨人軍が戦国時代に転移。もうこれだけで考察とかツッコミとかを全て無効化している。冒頭なんで巨人がキャンプで自衛隊訓練してんだとか、なんで実弾使ってるんだとか、転移直後の桶狭間で何の躊躇いもなく今川軍蜂の巣にしてんだとか、そういうのを考えながら読んではいけないのである。ただ戦国と野球という混ぜるな危険レベルの混ぜ方に無理があったせいか、両方の必然性が全く感じられないのもご愛敬。信長は歴史通りに動いていくし、巨人軍はたまに出てきて野球して銃を撃つ。何というかアイデアの勝利としか言えない一冊でしたな。

  • あなほりふくろう さん

    柴田勝家と本多忠勝はホームラン打ち過ぎw 冷静になってみると、これが直木賞作家か?ってくらい文章適当だし野球や合戦の描写は雑だし人物造形は別に巨人軍じゃなくてもいいじゃんってくらいいい加減だし全然長嶋さんらしくない口ぶりだし話途中で放り投げたようなラストだし、褒めるところなどちっともないはずなんだけど、でも道中はなんか結構テンション高い状態でトンデモシーンにくすくす笑いつつ一気読みしてしまったんだよなあ(苦笑) 個人的には女装した緒方耕一がジュリ扇振り回す横でパラパラ踊りだす大久保博元がツボでしたw

  • おMP夫人 さん

    この本が出た95年頃はまだまだプロ野球の人気があった頃で、長嶋茂雄は間違いなく世のおじさんたちのヒーローでした。そして、そんなおじさまたちの大好物がもうひとつ。それは、戦国時代。その2つを組み合わせて小説にしてしまった発想力と度胸に脱帽。本作を「戦国自衛隊」のパクリと一言で片付けてしまってはいけません。「細かい事はいいんだよ。楽しければいいじゃん」という作者のメッセージがページのそこかしこからあふれ出てきています。ここまでエンターテイメントに徹した作品は、そうそうないでしょう。ある意味、プロの作家の真髄。

  • おおた さん

    この本が決定的にすごいのは、台詞を片時も現実のキャラクターに合わせようとしないことだ。あの長嶋節を彷彿させる言葉は一度も出てこない。そうして戦国時代で機関銃をうち、野球をして、G銃を開発する。アルファベットである。リアリズムだけでなく、巨人でさえなくてもよかったのである。

  • YO))) さん

    自衛隊で演習中の長嶋巨人軍が戦国時代にタイムスリップする、そのスジでは有名なトンデモ時空戦記。脳内のツッコミ機能をすべてOFFにして挑むことをオススメします。タイムパラドックスとか一切触れられてないですし(タイムトラベラーのジョン・タイター氏によると、無数にある平行世界を移動することになるそうなので、たぶん問題ないのでしょう)。感想としては志茂田先生あんまり文章うまくないなぁ、ってのと、もう少し野球に対する愛がほしかったなぁ、と。「6番7番が凡退して」とか、そこはちゃんと書こうよ、と思いました。

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人物・団体紹介

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志茂田景樹

1940年、静岡県生まれ。作家。1976年、デビュー作の『やっとこ探偵』で第27回小説現代新人賞を受賞。1980年、『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞。その後も執筆活動、タレント活動、ファッションモデル、講演会など多彩に活躍。1999年に「よい子に読み聞かせ隊」を結成。全国各地で絵本の読み聞かせや講

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