基本情報
内容詳細
本書は、実際に広く利用されているPID制御を現代制御論の立場で論じた。状態方程式と出力方程式でモデル化された多入力多出力システム(MIMOシステム)のPID制御をラプラス変換は用いず、すべて状態空間で解析を行う。伝達関数に基づく古典制御論ベースではなく、微分方程式に基づく現代制御論ベースで論じたPID制御論の新しいテキストである。
目次 : PID制御とは/ システムの安定性理論/ 消散性と受動性の理論/ LMIによる安定性とロバスト安定性解析/ 出力フィードバック制御/ 出力フィードバック制御器の最適化/ 古典的PID制御論/ 線形多変数システムのPID制御/ 線形多変数システムのP・SPR・D制御とP・SPR・D+I制御/ PID制御器の最適化/ アフィン非線形システムのPID制御/ アフィン非線形システムのP・SPR・D制御とP・I・SPR・D制御
【著者紹介】
志水清孝 : 1962年慶應義塾大学工学部計測工学科卒業。1964年慶應義塾大学大学院修士課程修了(計測工学専攻)。1967年ケース工科大学大学院博士課程修了(システム工学専攻)。1967年Ph.D.(ケース工科大学)。1972年慶應義塾大学助教授。1980年慶應義塾大学教授。2005年慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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