基本情報
内容詳細
テレビの旅番組では、その土地々々の名物料理が必ずと言ってよいほど紹介される。日本人の料理に対する関心は、高まる一方だ。その対象は、素材に始まり調理法にいたるまで様々だが、料理名に関する蘊蓄も興味深い。本書は、京都の料理屋の七代目が、祖父から聞いた料理の故事来歴を語ったもの。巧みな纏め手の手により、まさに「読んで美味しい本」である。
目次 : 赤出し/ 揚げ出し/ 浅茅/ 阿茶羅漬/ 洗い/ あら煮/ 有馬/ 淡雪/ 家盛り/ 筏〔ほか〕
【著者紹介】
志の島忠 : 1931年京都の料理屋「岡本」の七代目として生まれる。祖父没後料理屋を廃業。東京芸術大学で日本画を学び、一時、歌舞伎の舞台美術に携わるが、1965年頃より料理の道に戻る。また、作陶を始め、高島屋で個展を開催。地方講演などにも意欲的に取り組んだ。東京中野に「志の島忠日本料理研究所」目黒に「懐石料亭料理研究所」を主宰し、研究および後進の指導に当たった。2001年7月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
志の島忠
昭和6年京都生まれ。家系は代々京都御所、水戸徳川家の料理方。維新後五代目にあたる祖父が、水戸で料理茶屋を創業。後に京都に移り、料亭『岡本』を継承。幼児より祖父、および父から料理の手ほどきを受ける。父早逝、祖父没後は料亭を廃業。東京芸大で日本画を学び、在学中の一時志の島忠の号で歌舞伎の舞台美術に携わる
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