新聞の嘘を見抜く 「ポスト真実」時代のメディア・リテラシー 平凡社新書

徳山喜雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582858525
ISBN 10 : 458285852X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
264p;18

内容詳細

客観的事実よりも感情に強く訴えるほうが世論形成に影響する「ポスト真実」の時代。新聞は部数の落ち込みが激しいだけでなく、政権に近い新聞とそうでない新聞との間に深い亀裂が走り、それを政権が利用するといった事態も生まれている。新聞ははたして「終わった」メディアなのか。長年培われた構造上の問題から生まれる、新聞報道の作為、不作為の嘘を検証する。

目次 : 第1章 「ポスト真実」時代の新聞―Brexitと米大統領選挙/ 第2章 新聞による作為、不作為の嘘/ 第3章 朝日問題の本質とその余波/ 第4章 新聞の嘘を見抜く読み方/ 第5章 報道写真の虚実/ 第6章 新聞は誰に寄り添うか/ 第7章 新聞はもう終わったメディアなのか

【著者紹介】
徳山喜雄 : 1958年生まれ。ジャーナリスト、立正大学教授。朝日新聞社で東欧革命やロシア・旧ソ連諸国の崩壊などを取材。写真部次長、雑誌『AERA』フォトディレクターなどを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • zag2 さん

    著者は朝日新聞の元記者ということだが、朝日新聞の現状に対しても公平に見ている感があり、好感が持てる。取り上げている様々な新聞記事の問題点には、なるほどと思うことが多かったが、あまりに多くの話題が盛り込まれていて、一冊の本としてのストーリーが見えない感じ。この本は何を訴えたいのか、新聞読者への啓蒙なのか、新聞社の姿勢への警鐘なのか、なんとなくスッキリしない読後感でした。

  • hk さん

    本書の中で余談風味に書かれている箇所を、巻を置いてから反芻している。 「パリでテロが起き500人の死傷者が出ると大ニュースになる。だがシリアで3万人の民間人が死傷してもベタ記事にしかならない。この非対称性こそがテロの苗床になってはいないか?」 という著者の問いかけがそれだ。こうしたバイアス報道はまず利潤追求や企業論理ありきの「報道企業」としては致し方ないだろう。他方社会の木鐸や政権監視を本分とする「倫理組織」としてはもってのほかだ。翻って資本主義はすべての分野に市場の原理を持ち込むことをよしとする。だがメ

  • 那由田 忠 さん

    朝日新聞の元記者。新聞各紙の紙面や社説、記事の取り上げ方を比較してコメントする。いわれる政治傾向での予想と意外に異なる紙面があるのが面白い。『朝日』の吉田証言と吉田調書について、誤報や誤った対応について詳細に述べる。その他、朝日の妙な報道姿勢について厳しめに取り上げる。結論として、スローにこだわって新聞の質を高めよと言う。しかし冒頭では、ヒラリー圧勝予想が外れたのを新聞の敗北と評価する。トランプ勝利確率が20 %あったし、寸前のFBIの動きを考えると、敗北とは全く言えない。数学的思考が苦手なのだと思った。

  • nnnともろー さん

    これからの新聞の役割は?「ファースト」から「スローニュース」「スローヒストリー」へ。権力に迎合するような権力監視機能を捨てた新聞・マスコミに用はない。

  • onepei さん

    読者は記事のウラを読む。新聞は主張と事実の区別を。

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徳山喜雄

1958年生まれ。ジャーナリスト、立正大学教授。朝日新聞社で東欧革命やロシア・旧ソ連諸国の崩壊などを取材。写真部次長、雑誌『AERA』フォトディレクターなどを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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