日本のモスク 滞日ムスリムの社会的活動 イスラームを知る

店田広文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784634474741
ISBN 10 : 4634474743
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
追加情報
:
106p;21

内容詳細

目次 : 第1章 ムスリム人口(世界のムスリム人口の増加/ 近代の滞日ムスリム人口 ほか)/ 第2章 モスク建設の歴史(日本最初のモスク/ ニューカマーによるモスク建設 ほか)/ 第3章 コミュニティの中心としてのモスク(社会的活動の中心/ 宗教的活動 ほか)/ 第4章 ムスリム・コミュニティの課題(コミュニティの変化/ 経済的課題と法人化 ほか)/ 第5章 日本社会とムスリム・コミュニティ(日本人住民のイスラーム認識/ モスク建設反対運動 ほか)

【著者紹介】
店田広文 : 1949年生まれ。東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒業。早稲田大学文学研究科社会学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(人間科学)。専攻、社会学・アジア社会論・エジプト地域研究。現在、早稲田大学人間科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いとう・しんご さん

    日本に住むムスリムの暮らしをモスクを通して教えてくれる本。元キリスト教会役員としてお金の工面やら会員同士の調整やら、各種イベントの企画やらに関わった身としては、彼らがコツコツと日本の暮らしを築き上げ、モスクを守っている姿は、非常に共鳴できるものがあった。一方で日本人社会の不合理な閉鎖性や他者への不信にも苦労している様子が描かれていて、困ったもんだなぁ、と思ったのでした。

  • Ahmad Hideaki Todoroki さん

    9年前の本。現状、日本国内はモスク建設ラッシュで、この本で指摘されている滞日ムスリム社会の課題は日増しに大きくなっている一方、行政からのアプローチは依然弱い気がする。結局のところ、外国人にまつわる政策を入国管理以外は政府が地方自治体に丸投げしているからこうなるのではないか。店田さんは現在も滞日ムスリム社会の動向を継続してモニタリングしており、頭が下がります。

  • co1024 さん

    モスクの数の多さや建設に至るまでの活動の積極性に驚いた。長崎でもモスク建設の動きや、子どもたちにコーランを教える活動をしており、改めて興味深く感じた。あとパキ人って思ってるより日本に沢山いるんだな。

  • 抹茶ケーキ さん

    日本で建設されたモスクについての諸々。データが豊富で参考になる。

  • samandabadra さん

    2014年時点でモスクは80か所、ムスリム人口は11万人ほど(外国からの滞日ムスリム10万、日本人ムスリム1万)。モスクが最初に建設されたのは東京と神戸、名古屋。名古屋は焼け、東京と神戸が残る。モスク設立を類型化するとI.国家による建設型、IIー1、コミュニティ型(個人喜捨活用型)、II-2、コミュニティ型(個人資産活用型)、III、コミュニティ型+外部資源活用型、IV、留学生主導型*外部資源活用型となる。ムスリム・コミュニティの課題として世代交代、コミュニティ維持、外部社会との関係構築などが紹介される

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店田広文

1949年生まれ。東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒業。早稲田大学文学研究科社会学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(人間科学)。専攻、社会学・アジア社会論・エジプト地域研究。現在、早稲田大学人間科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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