アトランティス・ミステリー プラトンは何を伝えたかったのか PHP新書

庄子大亮

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569773780
ISBN 10 : 4569773788
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
18cm,201p

内容詳細

プラトンが「全面的に真実の話」として書き遺したアトランティス伝説。アトランティスははたして実在したのか。実在をめぐる諸説の紹介とともに、西洋古典学の成果を踏まえながらこの謎を再考し、解明を試みる。

【著者紹介】
庄子大亮 : 1975年、秋田県生まれ。2004年、京都大学大学院文学研究科指導認定退学。2007年、博士号(文学)取得。現在、大阪大学、関西大学、立命館大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    一万二千年前、海に沈んだ大陸アトランティス。本書はその伝説の発生から、場所を突き止めようとする各論、そしてプラトンの真意までを解説した一冊となっている。アトランティスに関する基本知識はこれ一冊読んでおけばおさえられるんじゃないかな。自分もおおよその位置は知っていたけど、社会形態や首都の様子までこれほど詳しく書かれていたとは知らなかったし。面白かったのは何と言ってもアトランティスを探求した先人たちの各論。大西洋から氷期、果ては超古代文明まで面白いものばかり。とはいえ浪漫は浪漫、著者の結論が一番納得いくなあ。

  • へくとぱすかる さん

    著者の本は2冊目。アトランティスの「伝説」はなぜ書かれたのかに注目。いわばプラトンの言いたかったことは何だったのかを主に後半に追求していく。こうなると「沈んだ大陸」が本当にあったのかどうかは、背景に後退してしまう。もちろん今では本当にあったと考える人は少数派だろう。科学的考察が進んだこともあるが、史料批判が進んだこともある。プラトンにとってもアトランティスは、アテナイを持ち上げるための当て馬にすぎなかったのだから。さて読んでいる途中で一番びっくりしたのは、「プラトン」って本名じゃないってこと。意外でした。

  • 中島直人 さん

    (図書館)アトランティスという神話について、単純に荒唐無稽と退けるのではなく、その時代背景から、プラトンの意図を推察し、あくまで学問的に解釈しようとしている。アトランティスを巡る過去の学説や歴史的な考察も一通り触れられていて、読んでいて刺激が得られるし、面白い。

  • 白義 さん

    プラトンの対話篇に滅亡した超古代国家として現れて以来、多くの人々を魅了してきたアトランティス神話。その実在、非実在をめぐる議論を現在の研究から整理とジャッジしながら、そもそもプラトンはアトランティスの逸話から何を語りたかったのかという、ほぼ全ての超古代史研究家が無視してきた根本に立ち返る、堅実な歴史学とプラトン哲学入門、その両方を果たすことが出来る超良書。ネタバレというまでもなくアトランティス実在説に対しては辛辣で、氷河期の終わりに沈んだ説や南極説、アイルランド説やトロイア説などマイナーな説まで地道に論破

  • ジョン さん

    ムー民(ムー読者のこと)にとってなじみ深い歴史ミステリー、アトランティスについての本。プラトンが著作で「真実」と著したことから端を発したアトランティスの物語。その後どういった経緯をたどり、現在われわれが知るロマンが生まれていったのかをわかりやすく解説。やはり日本人が書いているからか、アニメや映画などといった分かりやすい例を出してくれるのが嬉しい。読みやすくて 面白かった。アトランティス、あるといいなー。

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庄子大亮

1975年、秋田県生まれ。西洋神話研究者。現在、関西大学等で非常勤講師を務める

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