DUO-1

即興演奏家の広瀬淳二は、サックス奏者とは別の顔を持つ。いくつもの道具や物を組み合わせて、そこからノイズ・サウンドを撒き散らす self-made sound instrument (SSI) と名付けた楽器を考案し、1980年代から演奏してきた。そして1989年、広瀬はSSI とターンテーブルによるデュオ・アルバム『Silanganan Ingay』(LP) を大友良英と録音し、自主リリースする。そして20年以上を経た2022年、SSIとターンテーブルによる新たな広瀬 / 大友デュオ・アルバムがついに誕生!!

本CDには、2021年6月6日、東京「Pool」で行われたライヴ演奏3曲を収録。大友はターンテーブル2台を使い、のたうつような奔放なノイズ音を生み出していく。広瀬は、一曲目では自転車の車輪2台をメインにセットした self-made sound instrument, version 4 (SSI4) を、二曲目では2台のエアー・コンプレッサーでPEテープに強烈な風を当ててホワイト・ノイズを作る self-made sound instrument, version 6 (SSI6) を、三曲目では1台のエアー・コンプレッサーでマイク・スタンドに立てたマイクにエアーを直接ぶつけて猛烈な嵐のような爆音ノイズを生む no-instrument air noise (NIAN) を使用。

(メーカー・インフォメーションより)